ゴールを決めたYOSHITO
先制しながら、直後に失点。大久保(右から3人目)のゴールが試合の流れを変えた(左から山瀬、高原、中村憲、遠藤、鈴木)
“熱い夜”は、ピッチ上でこそ意味がある。一瞬冷たい雪で凍りかけた日本の南アフリカへの道を、FW大久保が決勝ゴールで熱く溶かした。
「大事な試合というのは分かっていた。ゴール? ボールを見ていたら、真ん前に落ちてきたので足を出した。そこに、たまたまいたので、よかったです」
濡れた髪を輝かせながら、渋い低音の声で振り返った殊勲弾は、後半9分だった。前半21分にMF遠藤の直接FKで先制もわずか1分後に追いつかれ、そのまま1-1で折り返す嫌な展開。岡田監督がこだわり続けた初戦勝利への焦りも漂い始める。
しかし天性のゴールハンターの前に、神様が雪とともに幸運を降らせた。後半9分、相手DFのクリアが偶然MF中村憲に当たり、ゴール前に向かった大久保の足元へ。偶然? だとしてもその運は逃さない。きっちりと右足を伸ばしてゴールへ流し込んだ。
「親善試合とは違う、ひとつも落とせないという緊張感があった」
両手を広げてゴール裏へ。そしてガッツポーズ。『南アフリカへ行かせてくれ!』との横断幕も掲げられたスタンドの熱気も最高潮となる。
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サンケイスポーツより
前哨戦となる
キリンチャレンジカップ
途中出場でも
試合の流れを変えるプレーをした
YOSHITO
しかし
決め切れなかった

でも 本番では
ストライカーとしての嗅覚から
ゴールを決めた

この調子で
代表定着へ
1試合1試合頑張ってくれっ
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