私は普段、バラードなどを歌うものですから
曲の歌詞についてよく考えます
良い歌詞だなあとか、風景が鮮明浮かぶような歌詞だなあとか
そうしてバラードを歌ううちにバラードが好きになりました
その歌詞や、歌手そのものが
一体どんなことを表現したいのか、
どんなメッセージが隠れてるのか、
正直に言うと、俺は最近テレビで出てたり
若者に人気があると言われる歌手やアーティストが嫌いです
何故ならメッセージに魅力を感じず、安く聴こえるからです
さっき、自分にとって非常に興味深い歌に出会いました
高橋優さんの「福笑い」という歌です
ある番組である女優さんが紹介していたものです
売れているわけでもなく、テレビ露出もあまりないようで
興味を持って動画サイトで曲を聴いてみたんです
簡潔に言うと、歌詞は、
皆は笑顔で一つになれる、笑えば幸せになる
そういったものでした
聴いて最初は、とても好感を持ったんです
なんて良い歌なんだろう、全くその通りだなって
ただ、聴いているうちに違うことが浮かんできました
こういう歌って、自分が幸せだからこそ、
他に足りない物がないからこそ、
人に幸せになろうだとか、笑えば大丈夫だとか
そういうことが言えるんじゃないかって
幸せを謳う歌こそが、幸せについて無知なのではないか、って
俺がひねくれているのかもしれません
日常生活でもそれはよく指摘されることです
でも、なんだか
弱っている人に頑張れと言ってはいけないのと似たような理屈で、
簡単に世界平和を謳ってはいけないのかも、そう思えてきたんです
いえ、もちろん皆さんが平和を願い、
それを目指した行動を取るのは重要なことと思います
が、なんとなく、
漠然と「戦争はダメだ」「皆が幸せであるべきだ」
などと軽々しく宣言するのはいけないのかなって
語尾に「かな」って付けてしまった時点で
私の意見も、ただ漠然としている、
無価値なものかもしれませんけどね
ガキが何を言ってるのかと思うかもしれませんが
なんなんでしょう、色々考える癖が付いてしまいました
ただ改めて、ここまで色々考えさせた
高橋優さんの曲はすばらしいのだと感じました
普段ならここまで考えないのですが・・・
歌詞内容が社会とか平和とかのものだと
つい考えちゃいます、恋愛ものなら考えないのに←
多分、この曲を聴く前に、坂本九さんの
「見上げてごらん夜の星を」を聴いてしまったから
こんな哲学じみた気分になったんでしょうね
歌かと期待した皆様、ごめんなさいね
たまには何もないブログをただ更新したいと思うときがあるのですｗ
皆さんにも是非、こういう意見だとか、
すばらしい曲に出会って、色々と思案に暮れてみて欲しいです
では、長々と失礼しました
