昼休み
飯を食いに外に出て通りを歩いていたら
大好きな彼が男と2人連れで向かいから近づいてきた
まさかこんなときにこんな場所で・・
世間ではちょうど週末に合わせて桜が見頃を迎えてくれて
どこもかしこも大勢でにぎわってるんだろう
彼もきっと休みのきょう桜を愛でにやってきたんだろうな
そして俺はこんな日に仕事だ
俺は声をかけそうになったが第一声を思わず飲み込んだ
もしかしたら隣に肩を並べてる男は彼のカレシ?かもしれないととっさに考えたからだ
一瞬目が合ったような気がして彼もカレシの手前俺をスルーしたのかな?
午後はまったく仕事がはかどらなかった
あれ?俺動揺してたのかな?
ふっ切ってたはずなのに
彼は会うといつも言う
「最近全然セックスしてないよ」って
それはつまりカレシがいないって事と遊びでもやってないって事を俺にアピールしているんだ
俺たちはたまに会ってセックスするだけの関係だからセックスフレンドなんだろうね
でも俺は彼がすごく好きで彼とのセックスしか興味ない
あるとき俺は彼に言った
俺はちょっと酔っていたその勢いもあって
「俺、君と出会ってから誰ともやってないよ」
事が終わってホテルのバスルームの浴槽の中で向かい合ってた
彼はちょっと困った様子で言った
「別にやってもいいんすよ」
(へぇ そうなんだ・・・)
以前は“他とやったら困る”って言ってくれてたのに!
俺は少し淋しさを感じたけど
「Jくんは?」
と話を転じて紛らわせた
「全然やってないっす」
「そうなの?モテそうだけど」
「モテるんすけどね~忙しくて^^;」
きっとネット環境でもモテるんだろうな
ある競技スポーツのサークルにも参加してるから交友関係も多いんだろうな
俺たちは一線を画して付き合ってる
それは俺にセックスレスのパートナーがいるからだった
でもパートナーは一年前に病気で急死した
そして彼はまだそのことを知らない
俺はそのことを彼に言えない
言ったところで2人の関係は変わらない
変わっちゃいけないんだ