公開されてからずっと観たいと思っていた映画『レジェンド＆バタフライ』観て来ました

木村拓哉さんが織田信長を演じているのですが、歴史に基づいて信長の一生を見せるのではなくて、信長と濃姫（綾瀬はるかさん）のラブストーリーが軸になっていました。

大河ドラマの様な時代劇が好きな方にとっては、色々と思う事もあると思うけど、私は充分に楽しめました。寧ろラブストーリーにしてくれてありがとうとお礼を言いたいくらいです

余談ですが、宝塚でも数年前に信長が主役の舞台がありましたよね。

全くラブストーリーが描けていなくて、帰蝶（濃姫）のラストが宝塚にしてはあり得ないくらいひどかった（しかもトップコンビ最後の舞台なのに）のを覚えてします

⬇️その感想を書いたブログです

宝塚でもこの映画の様なラブストーリーが観たかったわ。

この映画は上演時短が3時間程で少々長かったけれど、濃姫との出会いから、お互いがかけがえのない存在だと気付くまでじっくりと描かれていたのが良かったです。

ラストシーンの本能寺の変の場面の途中でタイタニックを思わせるシーンになりビックリしましたが（笑）、その幸せなシーンからのラストは泣けました

信長役の木村拓哉さん。

よく『何をやってもキムタク』なんて言われていますが、私は、教場というドラマを観た時に『キムタクの殻を破った‼︎』→良い意味でですよ😉

と思いました。カッコいいだけではなくて、役者として魅力を増したなぁと。

今回の信長役も、ワッパの様な粗野な少年時代から、人間の心を失くしてしまった魔王と言われた時代、晩年の人間の心を取り戻すもかつての勢いがなくなってしまった姿まで魅力的に演じていました。

『人間の心なんてとうに無くした』と叫ぶ場面は信長の背負うものの大きさを感じで鳥肌ものでした。

信長の孤独と、何十年もスターであり続けるキムタクの孤独が重なって、このセリフは心に響きましたね

信長の最後のシーンのセリフに、人間50年

と言っていたのですが、今のキムタクの年ですよね。

木村拓哉さんも、こういう骨太な役の晩年期を演じられる役者になったのだなぁとしみじみと思いました。（何様目線なのでしょうね😅）。

濃姫役の綾瀬はるかさんも勿論良かったのですが、濃姫の侍女役の中谷美紀さんの演技がまた素晴らしかったです

品があり、所作が美しい。

濃姫と一緒に年を重ねていくのですが、若い頃から白髪姿までの演じ分けがお見事でした