久々に宝塚の話題です。
先月末に劇団とご遺族が合意締結して、一区切りしたかの様ですが、、。
私的には納得出来ない幕引きでした。
この半年、宝塚の件でずっとモヤモヤしていました。
私は、劇団がパワハラを認めてご遺族に謝罪をして、二度とこの様な事が起きない様に改善策が出たら、このモヤモヤした気持ちも多少消えると思っていたのですが、、。
甘かったな
同意締結した後に行われた宝塚側と遺族側の会見をそれぞれ観ました。
宝塚側の会見は、三回目にして初めて阪急阪神HDの嶋田社長が出席して本気度を感じたのですが、全体的に心のない会見に感じてしまいました。→特に質疑応答
よく、愛の反対は無関心と言いますが、宝塚の会見を見ると、いつも生徒さんに対して無関心なのだなと感じてしまうのです。
この会見で初めて知ったのですが、亡くなったAさんは組替えを希望していたとの事。でも、それを無視されてしまったそうです。
劇団にも色々事情はあるでしょうし、希望通り組替え出来ないのは仕方がないとは思います。
でもその時にAさんの話を真剣に聞いてあげる等の対処をしなかったのだなぁと感じてしまいました。
酷いパワハラを受けていたのに、、。
その現場を宙組Pは目撃していた事もあると聞きました。→週刊誌の情報だけど。
宙組Pは、組子に対して無関心過ぎたのではないでしょうか?
今回の会見でやっとパワハラを認めたものの、嶋田社長は『悪意はなかった』と何度も強調していて。見苦しかった。
この会見で最も残念だったのが、質疑応答です。
記者からの質問に、何一つ真摯に答えていなかった
質問に丁寧に答えていた遺族側の弁護士の会見を先に見てしまったので、余計に酷く感じてしまいました。
『コメントは控えさせて頂きます』が多かったですよね。
特にモヤモヤしてしまったのは、以下の質問のやり取りです。
記者:パワハラをした上級生で、直接謝罪したい意思のある者は一人でもいたのか?
劇団:詳細はご容赦賜りたい
えっ??
大事な質問だと思うけど、答えないのですか??
いつも拝見しているブロガーさんが仰っていましたが、、。
宙組の上級生に謝罪会見をして欲しい訳でもないですし、謝罪している姿を見たい訳でもありません。
人間として残されたご遺族に頭を下げるのは当たり前の行為だと、私も思うのです。
宝塚はそれが出来ない集団なのですか??
そもそも、謝罪がお手紙だという事に驚いたのですが、、。
ご遺族と協議して決めたとの事なので、これ以上は意見は控えます。
ですけど。
そのお手紙すら出さない人がいると知り、言葉を失いました。
ご遺族側の弁護士によると、パワハラをした10人のうち、手紙を受け取ったのは6人で、この日までに間に合わなかった人が1人いて、その人は遅れて提出する予定だそうです。残りの3人は提出しないものと思っているとの事。
パワハラ行為をしたのに、お手紙すら書かない人がいるなんて、、、。信じられません。
そんな状態なのに、今の体制で宙組を本当に再開させるのですか??
どんな気持ちで舞台を観ればよいの??
記者からの質問に答えられないという事は、ご遺族に頭を下げたいと思う人がいないという事ですよね😞
本当の所はわからないけれど、そう感じてしまいました。
そういう人達に舞台で夢とか愛とか語らないで欲しい。
この事件が起こった時にね、(宝塚ファンではない)友人がこんな言葉をかけてくれました。
「悲しい出来事だけど、、。
亡くなった彼女は命をかけて宝塚を守ってくれた。アップデートされて進化した宝塚になるのでは?」と。
そうなれば良いと私も願ったけれど。
現実は、劇団員が命を落としたのにきちんとした調査も行わず、『いじめ、パワハラは認められなかった』として変わろうとしなかった。
その事が物凄くショックでした。
合意締結して一区切りしたから宝塚の舞台を楽しもう‼︎という気持ちには全くなれず、今だに心に大きな穴が空いてしまっている状態です。
とても残念な幕引きでした。
劇団がパワハラを認めて労働環境の改善につとめる事になったのは、ご遺族が諦めずに闘ってこられたからだと思います。
ご遺族(お母様)のコメントを拝見して胸が締め付けられました。
娘は決して弱かったわけでも、我慢が足りなかったわけでもありません。過酷な労働環境と、酷いパワハラの中でも、全力で、笑顔で舞台に立っていました。強く生きていました。私たちはそんな娘を誇りに思っています。
娘の尊厳を守りたい一心で、今日まできました。
⬆️上記の部分を拝見して涙が出てきてしまいました。
合意締結されて劇団の公式プロフィールからひっそりと消されてしまったAさんのことは忘れません。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。