国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で、
最大の広さを持つ栗林公園は、
緑深い紫雲山を背景に六つの池と十三の築山を巧みに配し、
四百年近い歴史を誇る江戸初期の回遊式大名庭園として、
すぐれた地割り、石組みを有し、木石の雅趣に富んでいます。
春夏秋冬と四季折々の風物にも恵まれ、
此処に咲く花々は、一千本もの見事な手入れ松とともに、
一步一景といわれる変化に富んだ美しさを醸し出します。
長い年月をかけ、多くの人たちによって受け継がれてきた、
栗林公園はかけがえのない文化遺産です。
栗林公園のパンフより転載
四国香川高松市の栗林(リツリン)公園です。
確かに広大な庭園であり、良く手入れされた巨木の松は見事なものでした。
北庭と南庭に分けられた回遊コースの北庭部分だけを観てきたのですが、
庭園の全部を回ってきたら2時間以上かかるものと思われます。
これは前回視察に行った日本三大庭園の一つ、岡山後楽園より広いでしょう。
その面積の相当部分を池が占めていて水路で繋がっているようです。
水質は良く管理されていて、大きな錦鯉やナマズ等が放たれています。
その錦鯉に興味を持って行かれてしまい、写真は一箇所撮っただけでした。
この一枚、実は左の松の枝で無粋な近代建築物の姿を隠してあります。
このような雅な庭園に惹かれるのは外国人観光客では白人系の人に多いようです。
日本の観光地に共通する勢力地図はここでは少し異なるようですね。
広い池に放たれている魚たちは元気いっぱいです。
