しばらく後にO女史と私は町役場の生涯学習課を尋ね、私達の要望に対する町の検討結果を確かめに行きました。

私達の要望は、

・「キッズルーム」を無くしてジムの運動スペースを増やしてください。

・公共施設に良くある「意見要望箱」を設置してください。

・ジムの利用規約を明確にし利用者に知らしめてください。

町が検討して回答を出すものとしてはとても簡単なことでしょう。

対応してくれたのは生涯学習課長と係長の二人でした。

ここで再度言っておきますが、町民の健康維持の為のジムにふさわしくない名称の課がどうして所管部署になっているのか?

普通なら福祉課や健康課が担うべきところです。

生涯学習課は教育委員会の傘下に有って町民の文化・スポーツ・学習活動を担う部署です。

その訳はジムの置かれている場所がスポーツ施設管理棟の一角にあることが大きいのでしょう。

そのスポーツ施設の名称は「B&G海洋センター」と言います。

B&G海洋センターは、ボートレースの収益金を原資とするB&G財団が、青少年の健全育成と地域住民の健康づくりを目的として全国各地に建設・無償譲渡した、体育館、艇庫(ボートハウス)などを備えた公共のスポーツ施設です。

海洋性レクリエーションを中心に、健康づくりや自然体験活動の拠点として利用されています、この村には海は有りませんが人工湖が有りボート競技が行われています、B&G財団が入り込む要素があったのです。

B&G財団について私のとらえ方は「星見町ものがたり」に書いたように思います。

全国の自治体に数百カ所も有る「B&G海洋センター」なのですが、

私はB&G財団を好ましく思ってないのです、ギャンブルとは無縁の生き方だったものですから。

続く。