行政からの町営ジムへの出禁通告をメンバーはどう受け止めたのか。
行政は一応、近くに有る町営体育館の一室を無料でメンバーに使用させると代案を出していた。
管轄部署の生涯学習課長とメンバーの話し合いでは様々な意見が飛び交ったらしい。
・誰が苦情を言っているのか教えてくれれば自分たち自身で話し合って解決をする。
・私達は何も悪いことはやっていないと思っているから出禁通告には従わない。
・町の願いで有る町民の健康維持に貢献し、ジム利用者が増えてきたのは私達の存在が大きく影響していると思っている。
・公共施設を利用するには何でも自分勝手が出来るはずはなく、譲り合う気持ちが大切ではないのか。
・私達は決められた日の決まった時間に運動をやっているので、そこを避けるという選択肢も有るはずだが。
・高齢のメンバーがいるので今のジムの環境より悪くなりそうな場所に移るのは好ましくないと思っている。
・自分個人としては体育館に移るのは一向に構わないし、そこに行政の誠意も感じている。
このように、まあ、コミュニティーのメンバー側としては統一意見はまとまりそうもないので、行政側もしばらく保留し検討することとなったそうです。
その後、メンバーは他者への配慮を強化し「私達を良く思わない人(達?)がいるんだ」という事実を常に意識しながら活動を継続してきた、その中に私もいた。
ただし姦しいのは相変わらずで、私のように高音域が聞こえなければ良いが、女性達のキンキン声は人によっては耳障りであろうとは思っていた。
何ヶ月かが経ち今度はメンバーの中から嫌な情報が入る。
そのメンバーが身内の人から「あんたたちうるさくて邪魔やと、メチャクチャ批判されとるよ」と言われたそうだ。
なんでもその身内の知り合いがジム利用者で、私達のいないときにそのような批判をしている人が複数居る事実を教えてくれたそうだ。
彼女は自分は正しいと思う気持ちと、身内からの苦言との板挟みになっていた。
何か解決策を見つけないとならない雰囲気になってきた。
続く。