町民なら誰でも(先に書いたように成人なら)自由に利用出来る町の施設から出禁を食らうなんてことは穏やかなことではありません。

いったい何事が行われているの?そう思って当然です。

私がその健康指向高コミュニティの中に引きずり込まれ構成員になったきっかけは、85歳の長老メンバーに誘われたからです。

彼女は「ケンちゃん、ケンちゃん」と言って私に近づいてきました。

私がケンちゃんの息子だと分かったんでしょう、そっくりですから。

話をしていると私が生まれる前の集落のことを良く知っていたんです。

「〇〇ちゃんは元気か?死んだか?、あんたんとこの五右衛門風呂に良く入れてもらった」

えッ、えッー「いったいあなたは何者なんですか?」

聞くと私が生まれる前に私が住んでいる集落に住んでいたのだとおっしゃる。

父ケンちゃんや母や周りの人達のことをよく覚えていて昔話を聞かせてくれました。

昔は人が多かったと父母に聞いていましたので、このような偶然の遭遇もさもありなんかと納得したのです。

その85歳のヒロコさん(通称ヒロちゃん)が、とてもそんな歳には見えなかったのです。

 

85歳には見えない後ろ姿ですが、背筋ピンッ、スタイル良し、記憶力良し、人なつっこく男好き、ハハハ。

私の個人情報は事前に調べられナンパしてきたのです。

誘われて始めてやってみたストレッチ運動で私はまったく不甲斐なかった。

10種類ほど有るストレッチの形がまったく出来なかったのです。

「この人達は何故出来るんだ、いったいどんな体をしているんだ」

この健康コミュニティー恐るべし。

続く。