昨日、認知症予防のサークルに行ってきました。
私は2回目で高齢者が30人くらい来ていました。
先生が手・足・頭・口の連携したステップの見本を見せてくれ、参加者がそれに続きます。
口で「前」と言って逆に後ろに下がったりしますので、絶えず頭を働かせないといけません。
この”スクエア・ステップ”という軽い運動は認知症予防に効果があることが実証されており、資格保持者による指導が行われる有料講習会なのです。
そこで大恥をかいてしまいました。
それは、
1、2、3、4・・・とかけ声を掛けていたのですが、
高齢者ばかりだから当然みんな知っているだろうと思ったのか、
子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)・・・と、
先生はかけ声を替えてしまったのです。
実は私は干支を覚えていないのですよ。
今までの人生で十二支の順番を覚える必要は無かったのです。
他の人達は当然のごとく声に出しているのですが私だけが異人種になっていました。
円周率なら20桁以上空で言えるんですがそんな強がりを言ってもしょうがありません。
ついには二人交互に掛け合う場面で相方にすべて言ってもらうはめになってしまいました。
私だけですそんな者は、大恥もいいところです。
そういえばこのあたりの人は”般若心経”も空で唱えられる人が多くて感心していました。
いっそ認知症の振りをしてしまおうかと思いましたよ。
私は生き間違ってきたのかもしれません。
少なくともその場に来ていた30人の高齢者とは違う生き方をしてきてしまったようです。