高負荷時にシャクリ現象が現れると従兄弟のhさんは言っていたが、
遠心クラッチにもVベルトにも異常は見られない。
一応これらは予防的に新品に替えておこう。
変速ギヤーの摩耗や歯欠けだったら私の手に負えない。
ウォームギヤーで初段減速、スパーギヤーで2段減速の構造は外見で解る。
ギヤー摩耗が進み保持ベアリングのガタとの相乗作用で歯飛びする可能性がある。
どうしようかと迷っていた。
最初はギヤーケースを割って内部を見てみるつもりだったが、それは私の自己満足に終わりかねない。
ギヤーに異常があったとして「ああこれが原因だった」と納得するだけだ。
それを直すことができない限り私がスッキリするだけでhさんの為にはならない。
このままにしておこうと思い直した。
それをhさんに伝えて安い中古品を探して部品取りすることを提案する。
でもできる限りのことはやってみる。
ギヤー油を抜いて金属粉が大量に混ざっていないか見てみる。
綺麗で何も問題はなさそうだった。
hさんによると4・5年前に私が交換したらしいがとんと覚えが無い。
給油口からスマホのカメラで内部を覗いてみると歯にも異常はない
最初バックラッシュが多いのじゃないかと思ったが、ウォームとスパーギヤの2段ならこんなもんではないかな?
それより気になることが見つかった。
ゴムクローラー(タイヤ)の痛み方がひどい。
扱い方の上手なhさんでも25年間も使っていれば当たり前だよなあ。
一度も交換した事が無いと言う通り、製造年が98年式のクローラーが付いている。
たぶん、もう製造されてはいないだろう。
形式から探ってみたが存在しない・・・アウトかな。
非常に特殊な形状のクローラーで左右非対称のものだ。
普通は2本使うところを狭いお茶畑用に1本駆動となっている。
しかもお茶刈り機は片持ち方式で重心が離れ位置に存在する。
それを打ち消す為にクローラーの駆動輪はオフセットされている。
hさんはダメージのある部分を補修できないだろうかと言うが無理だろう。
ダメ元で製造元に聞いてみると・・・在庫有りました!
でも、個人には販売できない決まりなので「農機具屋さんを通してください」と言われた。
hさんは農協を通して25年前にこの機械を購入したらしいが、現在はまったく頼れない存在であるのは二人の共通認識なので近隣の農機具屋に電話する。
すると、法外な値段を言われた。
製造元が言っていた値段の1.5倍である。
「あんまりじゃ無いですか、それが普通だとおっしゃるのですか?」そう食い下がると。
「今日は詳しい者が居ないので明日返答する」
そして翌日、製造元が教えてくれた値段そのままを回答してきた。
世の中、何事が行われているんだプンプン。
まあ、そんな途中経過であるな、部品待ちのクローラーの製造年が楽しみだわい。
そいで、暇になったので機械を掃除したり見回していると不思議に思っていたことの謎が解けた。
前輪(後ろかな?)の位置調整ハンドルが有ってこれの使い方なんだけど、
バリカンをセットすると重心が大きくずれる為にそれを調整するんだね。
センターにセットされているけど、hさん知っているのかな?
もし知らずに今まで力任せで使っていたとしたら・・・これで私は一本とったな。
MADE IN CHINA のクラッチシューは500円余りと安いが草刈り機で検証済み
Vベルトは安心のBANDO製、Prime会員でも配送料が必要な品です
25年間も良く持たせたよなあ
一本6万円には普通引くでしょう
ギヤボックスは割らず、怪しんだ私の見当外れと思うので現状で使って貰う
ギヤー油に鉄粉は混じってなかったし、覗いた範囲では新品のような状態であった
発電機と駆動ベルトは以前に修理した覚えが有る
発電機内部の永久磁石が割れてVベルトがちぎれていた
前輪の位置を調整ハンドルで変えられる不思議な構造になっている訳はバリカンをセットしたときの重心合わせの為だった
木っ端グレを釣ってきて作業場に干しているので臭い











