公立学校の教員の待遇について色々問題があるようで少し勉強しておくべきかと考える。
すると驚くべきことに残業代が支払われない仕組みになっているらしい。
「教職調整額」というわずかな手当が支払われるのみで無給で働き放題?働かせ放題になっているらしい。
いわゆる民間企業にも横行する「定額働かせ放題」手当であり労働基準法に定める時間外手当をかいくぐる制度らしい。
この制度は半世紀以上前に「教員給与特別措置法」として成立施行され現在までその奴隷制度は続いてきた。
近年になって貴重になってきた子ども達の教育を任せる先生がそのような劣悪な労働環境にあっては困る、なんとかせねばといろいろ実態調査等が行われてきた。
今それを見ながら書いているんだが、調査というものは個人の主観や思惑が混ざると正確性は失せるもので、先日来問題になっている兵庫県の百条委員会などがその典型例だが、学術的な調査ほどの正確性は無いにしろこれは真実だろう、酷い労働実態に思える。
過労死ライン越えの長時間労働がまかり通っているようだ。
民間企業なら長時間労働はコストの話になる為、労働時間削減や業務の見直しにつながり、落ち着くところに収束していく。
しかし、先生達の仕事に生産性や品質・コスト意識はないだろう、「この程度に育ったら私は満足よ」そうはならないだろう。
どこまでも子ども達を磨き続けてしまうのではないか、自分にはめられた箍を自分で外すことはできないのではないか。
調査報告を見ていると確かで顕著な傾向も見て取れる。
バブル期に教師のなり手が激減している。
これは教師(まあ公務員一般だろうが)が景気変動の受け皿になっていること。
それと中学校に比べ小学校の先生に教育から離れた託児所的意味合いの残業が多く集計されていること。
これには教員のただ働きに甘えた「学校依存症社会」が見えてしまう。
まあ、先生になろうと思ったような賢い人達だから、
自分の身は自分で守ってくれたまえ。