たまには有益情報を提供します。

要支援・要介護認定をうけている人が知らないと思われることです。

手すり取り付けなど住宅改修への保険支給20万円(自己負担額を除くと18万)が2回受けられる可能性があります。

これは住宅改修の3段階リセットと呼ばれる制度です。

要介護度が3段階上がるとこの制度が利用できます。

 

住宅改修における3段階リセットの概要とパターン例

住宅改修3段階リセット

 

補足説明
なぜ要支援2と要介護1を同じ段階として扱うのかというと、もともと介護保険の認定区分は6段階だったからです。

要支援は1と2ではなく、要支援という1段階のみで、要介護1~5と合わせて6段階でした。介護保険制度の改定により、要介護1の区分を、状態が比較的安定している要支援2と、認知症など状態が急に変わる可能性の高い要介護1の2つに分けたことで、7段階に区分されました。

そのため、要支援2と要介護1はもともと同じレベルで、要介護認定の際に採用される要介護認定等基準時間(介護にかかる手間)も同じです。その状態を介護認定審査会で、要支援2と要介護1に振り分けているのです。

 

たぶん知らなかったでしょ?

私もリフォーム会社の人に聞くまで知りませんでした。

国は介護保険支出を抑える方向ばかり見ているのでアナウンスはしてくれません。

ケアマネさんも聞かないと自ら進んで教えてはくれません。

この制度が利用出来る人は初回認定が要介護2以下の人になります。

初回要支援1→要介護3~5にUPした場合

初回要支援2→要介護4~5にUP   〃

初回要介護1→   〃

初回要介護2→要介護5にUP   〃

初回要介護3~5→適用されず

早めに介護認定を得ておくことの有利さを知ってください。

自分は該当するんじゃ無いかな?

そう思った人は、ケアマネージャーに相談してみましょう。

今の介護保険制度がいつまで続くのか知りませんよ。

私はこの制度に少し否定的な思いも持っています。

でも、利用出来るものは利用するという考え方も、

生き抜くためには必要なことだと思っています。