時間軸と速度軸が有ります。
横軸が時間、縦軸が速度としましょう。
時間軸は誰でも一定に刻まれていきます。
速度軸は人が移動するときの空間(空気中)との相対速度としましょう。
速度0でじっとしている人と、速い速度で移動している人は何が違うか?
「何も違わないよ、同じように歳をとっていくだけだ」と思ったら大間違い。
時間軸と速度軸の積が空間を移動した距離になります。
その距離が今重要なのです。
雨の日を考えてみましょう。
動かずにじっとしていた人は僅かに頭頂部が濡れるだけです。
走っていった人は体の前面がずぶ濡れになります。
「そんなことは無いよ、走った方が濡れなくて済むよ」
そう思っているんでしょう?
極端な場合を想定しましょう。
時間を1秒間にします。
じっとしていた人は数粒の雨を頭部にかぶるだけです。
猛スピードで(有り得ないけど音速にしましょう)走った人は『331m×自分の前面投影面積分の空間に有る雨粒全部+頭部への数粒』をかぶります。
速度が速いほど良く濡れるんですよ。
走った方が濡れないと思っていたのは間違いです、ふふ。
その雨粒がウィルスだとしましょう。
どうです、じっとしていた方が長生き出来そうでしょう。
GOTOでの感染拡大を政府の責任にする前に自分自身の行動について考えてみるときでしょうね。
花子、「雨に濡れるのは誰でも嫌よね、トリックは分かっているけど言わないであげるわ」
太郎、「じっとしてるとスマートウォッチが『動きましょう』と促してくるのが癪なんだよ」