朝夕めっきり過しやすくなった。

農家は日暮れ前の小一時間で草刈りを行ない始めた。

私も秋の気配を感じながら畑の草を刈る。

バリバリとエンジン音を響かせるのが暑苦しいのでバッテリー式草刈り機を買ってきた。

小ぶりの回転刃がヒュイーンと回る。

近頃のバッテリー式は高性能になっている。

エンジン式に遜色ない仕事をしてくれる。

20分間は。

回り続けた回転刃は20分経つとピタッと止まる。

エンジン式がガス欠を起こしたよりも潔くピタッと止まる。

予備バッテリーに取り替えて更に20分間。

合計40分間。

丁度良い仕事量だ。

予備バッテリーを買っておいたのは正解。

30分の充電時間を待っていると日が暮れる。

「秋の日はつるべ落とし」。

サンマが食いたい。

 

 

 

 

 

 

 

花器                 銘:釣瓶落とし

Kenichi Museum