日中静かであった。

これだけ暑いと働き者の農家も外には出ない。

やるべきことは終わっている。

あとは台風が来ないことを願っているだけだ。

私の米を作ってくれているHさんは23日の稲刈りを予約している。

例年稲刈り前には台風によるドタバタ劇が発生する。

自前で稲刈りを行なう農家は小回りが利くので台風情報を読んでスクランブル発進が可能である。

営農組合に稲刈りを外注する農家は予約した日に台風が襲ってくると分かっても急遽前倒しは難しい。

営農組合は限られた能力で多くの農家に対応している為、個々の農家の要望にレスポンス出来ない。

結果、台風の進路が1度変わるだけで、泣く農家と胸をなで下ろす農家が生まれることになる。

それは各々の農家の努力次第でどうにかなるものではない、お天道様の所為なのである。

「すべてやるべきことは終わった、あとは運を天にまかせる」そんなところだ。

蓄えていた最後の玄米30kgを昨日精米した。

例年、新米が穫れても余った古米を食べ続けていた不憫な生活にピリオドを打った。

明日はこの地方の初盆行事である、今年のお詣りは例年になく少ない。

 

 

 

 

花器            銘:黄金色の器

Kenichi Museum