京都のALS患者嘱託殺人”事件”について、
”事件”として報道されることが同様の神経難病で苦しむ患者や家族にとっては更なる苦しみになっている。
しかし、”知らなかったこと”も知れたのでは無いだろうか?
この患者(報道で被害者)は自宅で一人暮らしをしていた、それを可能にしたのが「重度訪問介護」という制度だ。
24時間体制で訪問介護が受けられる障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスである。
全国1800自治体の中の約1割に該当が有るそうだ。
逆に言うとほとんど実例は無いということだ。
自治体の障害福祉課でも知らない人は多いそうで、私も知らなかった。
知っていたとしても実現するにはハードルは極めて高いことが予想される。
それを実現していたのである。
そのことを知らしめたことで患者には一筋の光明が見えたかも知れない。
妻は知っていたはずだが触れなかった・・・私が困ると考えたのだろう。
香炉 銘:一筋
Kenichi Museum
