九州の球磨川氾濫で老人ホームが被災した。
近年水害が発生すると必ずと言えるほど介護施設の悲劇が聞こえてくる。
介護保険制度が出来て約20年、多くの施設が出来たが、その立地の安全性は少々劣っているのでは無いか?
特別養護老人ホームの”特別”って何?、と妻に聞いた事がある。
それは”寝たきり”であることを指すと捉えて正しい、と教えられた。
災害に巻き込まれても自分では逃げることが出来ないのだ。
それならば、
逃げる必要の無い立地を選ぶべきだと思うのだが。やめておこう。
球磨川は野田知佑故郷の川だ。
人に会う度に「君は九州の球磨川を下ってみなさい」と言っていたと言う。
郷愁の作用を除外しても気に入った川であるらしい。
日本三大急流の一つである。
宮川の中流域を見てきた。
https://www.youtube.com/watch?v=GdQZCc_ofqk
中流域は大河と言うほどでは無いけれど、川から河へと様相は変わってくる。
流れているのか止まっているのか分からないほど、水面は鏡のように光っている。
ここをカヌーで下っても、それは普通に当たり前ないつもの日常にしかならない。
太郎、「暇つぶしとしか写らないよな~」
花子、「そうじゃないの」
太郎、「そうじゃないんだ、爽快さが大切なんだ」
花子、「急流下りみたいに」
太郎、「まあ・・・ね」
花子、「退屈なの」
太郎、「少々」
花子、「淀んでいるのね」
太郎、「口が締まらなくなってきている。あくびが出過ぎて」
水指 銘:バランスを欠いた器
Kenichi Museum
