あのときでさえこうだったのだ。

3/11の地震発生時、

名古屋の事務所では揺れがおさまると皆は直ぐ業務に戻っていった。

大きな被害が予想出来たにも関わらず大方の者は目の前の仕事にアップアップしていた。

”それどころでは無い”状況はいつでも慢性的に蔓延していた。

その後伝わってきた本社機能の障害や茨城の工場被災の事実。

そんな災難情報も皆がそれぞれ今抱えている問題に比べると、この先自分の仕事を更に困難にしてくれる要因の一つでしかなかった。

現在もそのような状況は変わらず(いやもっと濃密に)職場に暗雲は垂れ込めているのだろう。

納期に追われ背負いきれない負荷を与えられて、サラリーマンの約2割はそのような仕事に就いているという。

”コロナどころでは無いよ”

きっとそうだろう。

良く分かる。

私もそうだったから。

気の毒だ。

今日は年度最終日です。

ずっと張り詰めていたテンションを緩めて充実の杯を交わし合いたまえ。

2メートル離れて。

 

 

「火鉢が無いかな~?」と思い納屋を探してみたら有った。

たぶん祖母が使っていたやつだ。

ガスストーブは強力で瞬時に暖まって頼もしいがもう少しやさしい火が欲しかった。

火鉢は燃料の木炭に灰を被せて火力調整をすると一日中ほのか~に温い。

祖母が愛したキザミタバコの香りが立ち上った。

良い香りだ。

半世紀経っても本物のタバコの香りは残っているものなんだな~。

https://www.jti.co.jp/tobacco/knowledge/society/oriental_pipe/chronicle/2011/04/index.html

寒くなったり温くなったり体調管理が難しい季節だ。

 

半径10メートルに人の気配は無い。