今日はお隣の集落のゆでぶしんであった。

私は去年からその奉仕作業に参加している。

何故に隣の集落のゆでぶしんにまで参加するのかというと、そこに1枚の田んぼを所有しているからだ。

その田んぼはずっと昔からそこの集落に居住する農家の方についでに作ってもらっていた。

したがって何十年もの間、田舎の父母はゆでぶしんに参加してこなかった。

しかし数年前にその人は体を壊して農作業が出来なくなってしまった。

困った父は耕作放棄をせざるを得ないと判断した(他の人にも頼んでみたがみんな自分の田んぼさえ持て余している)が、救世主が現れた。

水稲耕作の請負会社がこんな山の中まで進出してきて5年契約で請け負ってくれたのだ。

去年契約更新を迎え更に5年延長契約したので今後暫くは耕作を放棄をせずに済みそうだ。

契約には水利管理が含まれないので田んぼ所有者が水を確保しなければならない。

よって私も水路保全の奉仕作業であるゆでぶしんに参加している訳だ。

しかし、皆が高齢化の為この先いったいいつまで水耕田を維持していけるのかは分からないのである。

請負会社も手を引きたいようである。

既に水稲から麦畑へのシフトが進んでいる。

麦は水田ほど水を必要としないので人手を省くことが出来るからだ。

ところが麦でも又獣害に泣いている。

獣が麦踏みをしてくれるだけなら良いのだが鹿が麦の若芽を好んで食べてしまうのだ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%A6%E8%B8%8F%E3%81%BF

まあ耕作放棄するよりはましだろう(理由は複雑)といったところである

 

水田から麦畑にシフトされていく。