今日もエム(M)は狩りに連れていってもらえないようだ。

いつもは吠えないエムだが今日は何かを訴えるように吠えていた。

主人の苦戦を感じ取っているのかも知れない。

 

Mさんの一大事業はしばらく停滞している。

土の移動はなされていない。

といっても手前の水路と後方の畦に新たにコンクリート打ちがされている。

このコンクリート打ちだけでも大変な作業だ。

もう一度言っておくがMさんは一人でこの工事をやっているのだ。

 

そのMさんが始めて私に言葉をかけてくれた。

庭掃除をしていたらわざわざ軽トラを止めて話しかけてくれた。

嬉しかった。

Mさん、「大きな家だな手入れが大変だろう」

私、「一人暮らしですからね、しょうがないです」

  「Mさんも一人暮らしだと聞いて驚きましたよ、とてもMさんのようには動けないですよ」

Mさんは私が一人暮らしであることを知っていたようだ。
Mさん、「何かをして動いてないと落ち着かなくてな」

私、「去年一人で家を解体してるのを知って驚かされ、次は田んぼの大工事ですからビックリしました」

Mさん、「あれはな~、手を付けなければ良かったと思っている」

やはり、かなり厄介なことになっているのは事実のようだ。

それでもきっとMさんはやりきるのだろう。

言葉にそんなニュアンスを感じた。

Mさんを手本にせよとAさんに言われた意味が分かったような気がした。

 

とにかくMさんを習って動いてみよう。

とりあえず見栄えの悪い石垣を掃除してみた。

 Before

 

 After

綺麗になって要した時間は1時間。

私も結構やるでしょ。