2足歩行の人間は道具を使わず地べたを移動するとき交互に足を使うのが最も効率よい方法だ。
先祖の真似をして手も使ってみたところで犬や猫のように速くは走れない。
ゴロゴロ転がって移動するのは更に効率が悪く遅い。
道具を使うと格段に効率は上がる。
回転体(タイヤ)の使用である。
自転車にしろ車椅子にしろ筋肉が発生する力を回転運動に替えるととても速く移動が出来る。
ここで自転車のクランクに伝わる人の力を見てみよう。
一般の人は上死点(0度)から下死点(180度)だけペダルを踏み下ろし力を出す。
クランク1回転の半分だけしか力を加えられない。
下死点(180度)から上死点(360度)までは180度位相したもう一方の足の力で引き上げられる。
競技選手の場合は引き上げ時にも力を加えるが足をペダルに縛るので素人は無理だ。
これは人が2本の足で走るときも同様で片方の足で地べたを蹴りもう片方を空振りで前に送り出す。
モーターのように常に一定の力が地べたに作用することはなく、脈打ったような力の伝え方にならざるを得ない。
自転車ではクランク角90度のとき最も強い力で、上・下死点ではゼロとなるサインカーブ状になる。
車椅子の場合はハンドリムを手で回すが、両手で同時に回すのでパルス状の力の伝え方となる。
いずれにしても持てる力のすべてが上手に移動力(タイヤの回転力や走る力)に変換出来ないのが2足歩行の宿命だ。
そこでサインカーブやパルスをなるべく平準化して効率を上げてやろうとする工夫が生まれる。
自転車のクランクにクッションゴムを入れてみたり、シューズの底にバネ性の物を仕込んでみたり、
少しでも進行方向へのトータルベクトルをUPさせると思われる工夫が実現してきている。
他力に頼る訳ではなく自力の出し方への工夫なのだからドーピングだと言われるとチョット困るね~。
薬物ドーピングも選手の健康を気遣って規制してるわけではないでしょ。
雑多な種目にルールのややこしいスポーツは見ててもつまらんよ。
オリンピックなんか1種目で良いじゃない。
やっぱり、堅苦しい規制縛りのオリンピックなんかやめて違うところに銭使ったほうが良いように思うけどな。
今からでも止めれるでしょ前代未聞やけどニッポンなら出来るで。
んで、何がやりたいんや私は、発電機と高圧洗浄機は分かるけど、
NO GAS溶接機?・・・なんじゃこりゃ
