次なるドキュメント

 2016年12月21日妻は熱を出した。

私は部屋を暖めて湿度を高めに調整する。

狭いマンションはこのような場合に空調管理がし易く助かる。

自分に出来ることがそれくらいしか見つからないことが自分自身で我慢できない。

出来ることは無いのに心配だけが膨らんで落ち着いていられない、つくづく自分の性格を恨む。

訪問看護師に来て貰い診てもらう、元々平熱が37度!と高いこともあって暫く様子を見ることにする。

翌日、

妻の体温は40度近くに上昇していた、速攻で近所の病院に走る。

インフルエンザ感染で即入院となった。

診察室には私の体から発散したアルコール臭が充満していた。

そのせいでは無いだろう?

妻はそのまま年明け3日まで連続してレスパイト入院をすることとなった。

私の内科主治医M先生による配慮であった。

それ以前に妻は年末年始をレスパイト入院する計画であったが予定より早く長い入院になった。

私は自宅で介護することに限界を感じていた。

見舞いに訪れたケアマネさんの後を追って”泣き”を入れた。

もう無理だと。

ケアマネさんは「いくつかの方法を考えていきましょう」と言ってくれた。

頼れる人が居ると心は落ち着くものだ。

その年の年末年始を予ねてから気掛かりであった田舎で過ごした。

しかし田舎での私の様子は普通では無かったようだ。

姉は「明らかにおかしかった」と言い心配を掛けてしまうことになる。