現在進行形

妻が亡くなって10日が経った。

時間の経過というものは非情なものだ。

妻の祭壇に向っても私の心は平静だ。

人は形ある姿に捉われているものだと初めて実感した。

葬儀場で綺麗に装われた妻に添い寝したときの悲しい感情はもう表れてくれない。

肉体が魂へと昇華していった妻はもう私の感情を揺らすことはない。

先へ進もう。

まずは山ほどある妻の遺品整理から。