現在進行形

 近年増加したのがコンビニエンスストアーであることは誰の目にも明らかなことでしょう。

新しくOPENした店の近くには必ず別の店がOPENして客を奪い合う、弱肉強食アメーバー商法が全土に広がりました。

外に出て見渡す範囲には必ずコンビニの看板が見えます。

実はそのコンビニの数を上回って増えているのが薬局なのです。

過去、厚労省は薬剤師に有る種の期待をしたのです。

医師が”誘惑”に駆られて過剰な投薬(薬漬け)を行うことを抑止するため薬剤師にチェックをさせようと、医薬分業を推進させたのです。院内薬局から院外薬局へと処方箋は行き先を変えたのです。

そして薬漬けは抑止されたかというと、日本薬剤師会会長が言う「患者に適した処方が可能になり薬漬けは死語となった」、なのか、厚労省が言う「期待されている役割を果たしていないのではないか」の、どちらが正しいのかは国民の判断に任せられているようです。

薬局の数が増えた事実が有ることだけは双方共に異議の無いものとなっています。

薬の値段は公定価格で変わらないが、院外薬局は院内に比べて薬剤師の技術への報酬が高い、健康保険にその分高い請求がまわることになる。「院内ですべて処方すれば現状との差額は年1兆7千億になる」と、日本医師会会長が批判しています。

その院外薬局(門前薬局というらしい)、昨年度の統計によると薬剤師2人以下の所が約半数であり、薬局への技術料と薬剤料を合わせた「調剤医療費」は処方箋1枚あたり平均9187円であったそうです。

コンビニで9187円の買い物をする人は稀(というよりそんな商品無いだろう)ですから、何となく、「薬局っておいしい構造」と、思ってしまうのは私一人ではないでしょう。

多数有るコンビニと薬局なのですが、少し見方が変わってしまわずにはいられません。

コンビニでは常識の外国人労働者も薬局にはいませんね。