現在進行形
介護施設の労働者不足は深刻である。
妻の入所施設も未だ計画された人数には達していないようだ。
介護の職は頭数をそろえれば良しとはできないので採用には熟慮を要すようだ。
近くに同時オープンした同規模の特養では職員不足で1フロアーが眠っている。
そこに勤めていて別の施設に移った人が先日妻を見舞いにきてくれて、
「あそこはめっちゃ疲れるよ~」と、
要は定着せず辞めていく職員の補充に追われてしまってイタチごっこ状態にあるようだ。
AI(人工知能)による職の喪失を恐れる人もおれば、労働者を確保できないところもある。
私はず~と、「人は働かなくてもよい」と考えていたのだが妻の介護をするようになって考えが変わった。
「人は自分のためにではなく誰かのために働かなくてはならない」。
介護を職とする人はそれを最も実感できる立場に居るのではないだろうか。
世の中すべてが人工知能やロボットで成り立つ社会になっても、介護は人にしか出来ないだろう。