現在進行形

昨日の断酒会。

メンバーはほとんど高齢者だが中に一人20代前半の青年がいた。

彼を見たのは2回目で始めて会ったのは春だったか。

今年から新卒会社員となった彼は職場の東京から駆けつけてきた。

私が一番の新参者だから彼の方が断酒会では先輩となる。

新入社員としての日常には飲酒への誘惑が多く困っている様子が伺われた。

そこでふと思うことがある。

彼のような若い人がアルコール依存症と診断されたことへの疑問である。

20歳から飲み始めたとして飲酒歴はわずか2~3年のはずだ。

短期間のうちにアルコールに依存してしまう必然が有ったのだろうか?。

精神を病むような悲惨な生活が有ったとは、彼を見る限り想像できないのだ。。

断酒会で見る彼はどこにでも居るような好青年だ。

彼の場合は依存症というより、短期間のアルコール中毒に近い症状だったのではないか。

いずれにしろ、私達が崇拝するI医師に掛かり、氏から勧められ断酒会のメンバーとなったのだ。

断酒会の長老たちから可愛がられ励まされている。

「一生酒はやめときなさい、三三九度の杯も”真似事”だけにしておきなさいよ」と。

いやはや、何か可哀相な気もする。