現在進行形

妻と同じ施設で同じユニットに入所のご夫婦が気になっていた。

歳は私の両親と同じくらいに見受けられる。

お爺さんは車椅子に座ったきりで会話も出来ず食事も全介助の状態。

お婆さんも車椅子だが自分で移動出来るし言葉も出る(会話は成立しないが)食事は自力で摂れる。

娘さんが毎日お爺さんの夕食~就寝までの介助に来ている。

昨日娘さんと少し会話をした。

お爺さんはパーキンソン病であった。

お婆さんは重度の認知症である。

お爺さんは老齢化だけによる症状では無いだろうと予想していたがやはりそうだった。

お爺さんは仕事を終えてから駆け付ける娘さんが表れると、嬉しいのか言葉にならない大声を出す。

お婆さんは構って貰えずに放置?されているのだが好き勝手な事をしゃべり続けている。

娘さんは私の妻の病名と年齢を知って涙を流してくれた。

私が帰るとき玄関にはいつも娘さんの靴が残っている、一足だけポツンと。

酷い待遇の施設に入っていたそうで、今の施設は家からも近くて良いと言っていたが毎日毎日である・・・

それ以上のことは書かずにおこう、私も涙が出てきてしまう。