昨日又田舎へ舞い戻った。

畑のほうれん草が食べごろになった。

こんなに良く育つとは思わなかった、予想外だ。

種まきをしたのが3月中旬、まだ2カ月経っていない。

種まきの前に石灰で土壌を中和せよと書いてあったが、石灰が無いので省いたのに。

種類が違うのだろうけどスーパーで売られている物より葉っぱは一回り大きい。

両手に一杯採ってきては毎食〃食べている、まるでポパイだ。

こんなに食えるかと思うほど採ってきても炒めてしまえば暈は1/10になる。

大根も既に食えるくらいの太さに育っているが手が(口が)回らない。

一畝づつの時差蒔きは正解であった、一度に蒔いたとしたら食い切れなかっただろう。

肥料もごく一般的な科学肥料(チッソ・リン酸・カリの顆粒)を振り掛けただけなのに、こんなに育つとは、農業は軽いな?

そんなことを思いながら、ふと、姉が以前に植えた苺の所に目をやると、

3月には冷たい地べたに青息吐息の様相で張り付いていた苺の葉が、青々としてこんもり盛り上がっている。

その葉っぱをかき分けて中を覗いてみると無数の白い苺の実が見えた、知らぬ間にこんなに沢山の実が生っていたのか。

野菜に肥料を施したとき苺畑にもパラパラっと撒いたのを思い出した、あれが効いたのかな?

2・3粒赤みが差したのを食ってみたら、これはいける。

この苺の実が一気に色づき始めたら大変なことになる、たぶん家で食べるだけでは追いつかなくて畑の肥しになってしまう。

ジャムにするか?、又はご近所の子供に採ってもらおう。

農業は結構面白く且つ実用的なものだと知る。