13兆円
今まで57基の原発建設に使われたお金です。
誰が払ったのでしょうか?
私達国民です。
一億三千万人が一人10万円づつの勘定です。
福島の三世代同居大家族農家は、何十万円もの建設費を払った挙げ句に土地を追い出されたことになります。
建設費に関わる事実
原子炉は一部の外国企業を除き国内3メーカーの独占、原子炉建屋は大手ゼネコン5社の独占。
電力会社から特命受注という形になり競争原理は作用せず、粗利益は2~3割もあるそうです。
3~4兆円の利益がこれら企業に転がり込んだのです。
少なめに見積もっても各社千人の要員を飼っておける額でしょう。
建設費以外の運転経費についても然りでしょう。
メーカーやゼネコンにとって濡れ手に粟のおいしい状況は関連する法により許されているのです。
電力会社は建設費を電気料金に転嫁してしまえるのです。
電力会社は地域独占であり、勝手に設備投資をすればする程事業規模は拡大して儲かるのです。
建設費も高い程収入も増える仕組みで、メーカー・ゼネコン他を潤し自分達も潤うのです。
原発を増やし続けてきた訳は建設費が他の発電所よりも高いからなのです。
原発が増えるとどこかの山奥に揚水発電所も必要になります。
揚水発電所の建設費は水力に分類され、原発の発電コストを低く見せかけるのに一役かっている筈です。
核廃棄物の処分費用や、増えてくる廃炉にかかる費用、それに加えて今回のような事故補償、
原発の発電コストは謳われているよりずっと高いものになると予想します。
高い電気料金として国民が負担するのです。
電気料金が安い国は水力など自然エネルギー(元は太陽エネルギー)を利用している筈です。
割りの合わぬことはやらないのが正しいことです。
五十余年前、ウランの原子量にヒントを得た予算でスタートした日本のエネルギー策は、
国民を欺き搾取することには成功しましたが、核分裂を制御しきることに失敗し、大きな負の遺産を残したと言えるでしょう。
核融合というのは核分裂と逆?みたいで、軽い元素から重い元素へ変わることのようです。
前後での質量減少分がエネルギーになるそうです。
ウランやプルトニウムなどのレアな金属は必要とせず、ありふれた水素が燃料です。
無尽蔵に資源はあるし、もしも核融合エネルギーを人類の為に創り出し利用出来ればと。
そう真面目?に思って
試しに原爆に水素を仕込んでドカンとやったらもう神様ごめんなさいの威力(水爆)で、胸に十字架の国々では懺悔して手を引いたのです。
日本では多額な予算で研究が進められています、崇高な意識を持っての研究だと思いたいのですが、
「夢のエネルギー」「地上に太陽を」
いつか聞いた言葉に又接すると、胡散臭いものを予感してしまうのも事実です。
利権に群がる土建国家のDNAがここにもありそうです。
凍えそうな朝
お天道様に向かって手のひらをかざしてみてください、有りがたき温もりが伝わってきます。
核融合とはそのように接するのが私達人間にとって正しいような気がします。
遠く離れたお天道さまの内部で創られる核融合エネルギーをもっと利用することを真面目に考えるときです。
もちろん
学術的に核融合の研究することも必要でしょうが、
実現できそうもないことを高らかに謳って多くの人々を夢で騙し、
止めるに止められぬ事態にだけはしてはいけません。
高い電気料金を払っている現実を正確に認識して、上手な電気の使い方をしていきましょう。
暑かった夏も過ぎ去り、
窓を開ければ気持ち良い風が入ってきます。
危険なエネルギー渦巻く部屋を抜け出し、
自然の中に出掛けて人間本来の姿に戻りましょう。
山で茸など見つけたら、サクサクと調べて食用OKなら失敬してきましょう。
家に帰って茸を食し、今日一日の自然回帰に満足して大いに”笑い”ましょう。
最近生まれた新元素にはウンウンがつくのが多いですね、どんな意味なのでしょうか。
知っていたら教えてください。
ピヨピヨが付くと笑えますが。