ラッタッタ♪
ラッタッタ♪♪
私は毎日歌いながら野山を駆けていました
箱根の山
単気筒が前を流していく
距離を置いて後ろに付く
ドッ、ドッ、ドッ・・・・
良く調教された音のサラブレッド
不意に、目に見えぬ質量が私を襲う
排気管に目線がいく
排気の塊が私の顔面を直撃してくる
驚きのカウンターパンチを食らう
「乗ってみますか?」
跨る勇気は無かった
ラッタッタで十分楽しかった
♪ラッ~タッタ
ラッタッタ~♪♪
ず~っと後年になって
類似の国産馬を飼った、SR400
私なりにいぢってみたけどストック状態がベストと悟る
危惧した通り
哀れ、走ったのは年数回
飼い殺し10年の末、人手に渡った。