数ヶ月前から妙に気になっていたバンド、『神聖かまってちゃん』が出演していたTV番組(Music Japan)を観る。中国ではYouTubeが見られないので、この辺りの情報は非常に遅い。(その代わり、中国版YouTubeのようなサイトが沢山あるので、こちらで辛抱強くUPされるのを待つ…来るかどうかも分らない人を待つ気分…)


観た感想は…「もうオジサンは付いていけません」。

『ロックンロールは鳴りやまない』のPVはとてもカッコいいのに、ライブになるとここまでグチャグチャなのね、という感じ。

賛否両論ありそうなバンドだけれど、人を惹きつけるものがあることは確かに感じられる。その期待を180度裏切ること、裏切られることをお互いに楽しむことが、このバンドを聴く上での嗜みなのかもしれない。


刹那的な破壊衝動は、若者の特権。

そう言えば、僕らの世代も『トレインスポッティング』に青春を重ねた時代があった。だから、敢えて大人的な物言いを許されるなら、好きだけ暴れまくって、散々楽しんで、傷ついて下され!というエールを送りたい。

So much to learn, so little we know-世界の終わり


結局三日坊主で一年近く放り出していたブログを唐突に今日から再開。特に意味はない、ホントに。


ここ最近、世界の終わり/『EARTH』ばかり聴いている。その前は、東京事変『スポーツ』だった(これは本当にいいアルバムですね)。東京事変を1ヶ月程聴き続けて、ちょっとマンネリ化した時にiTunesをぶらついていたところ、たまたまhitしたのが『世界の終わり』。


メロディはとてもPop。少し幼さの残るボーカルの声も、とてもキャッチー。きっと純粋な子たちが作った音楽なんだろうなというのが音から伝わってくる。


衒いのない真っ直ぐさが胸キュンな一枚。

So much to learn, so little we know-広州レストラン①

7月10日から広州での生活がスタートした。


広州はまさに熱帯の気候である。日中は太陽の光が脳天から突き刺さり、夕方には時々スコールのような雨が降る。日本の夕立のように、雨が退いていった後に心地よい涼風が吹くかと思えば、湿気を十二分に孕んだ熱風が身を包む。

『ここは東南アジアか?』これが広州に着いてまず持った感想である。


中国において南方の人間は、北方の人間に比べ比較的穏やかな性格をしている。大連のタクシー運転手のように、初めて乗り合わせた客に対して大声で『歳はいくつだ?家族はいるか?年収はいくらだ?』といった直接的な質問は決してしない。事務的に行き先を聴くと、あとは黙って目的地までの道程を反芻している(ように見える)。大連にいた時は、タクシー運転手との会話が一つの遊び(或いは勉強の一環)であったことを考えるとやや物足りなさもあるが、ゆっくりと広州の街を眺めるにはうってつけである。


先日、ある仕事上の会食で非常に美味しい広東料理に出くわした。

店の名前は、泮渓酒家。(どうも『地球の歩き方』にも載っているらしい)

これぞ広東料理という淡白な味付けに、野菜や肉の旨味が溶け出し見事に調和していた。糸の一本一本まで丁寧に織り込まれた反物のように、繊細な味わいである。これもまた南方人の気質によるところが大きいのだと思う。広州での中国語の先生が、これを『詩意』という単語を使って解説してくれた。ふむふむ、納得、である。


広州での暮らしはなかなか良いスタートを切れている。中国での生活もあと一年。しっかり仕事をして、たっぷり中国を味わおう。