[鉄道会社など民間企業が「学童保育」参入 駅近、教育内容など強みに]
産経新聞 12月7日(水)7時55分配信
小学生を放課後や休暇中に預かる「学童保育」事業に、鉄道会社や大手塾などの民間企業が続々と
参入している。
不況などの影響で共働き世帯が増える中、今後、ニーズが高まるとみているためだ。
各社は立地の良さや保育時間の長さ、教育内容などをアピールし、利用者獲得に力を入れている。
(竹岡伸晃)
◆夜9時まで延長も
「今日はクリスマス用のリースを作ります。公園で拾ってきた木の実できれいに飾り付けましょう」
京王電鉄(東京都多摩市)の学童保育施設「京王ジュニアプラッツ」烏山教室(世田谷区)。
京王線千歳烏山駅から徒歩2分の施設では、施設長の河村いずみさんと一緒に、小学1年生の
女の子が熱心に手を動かしていた。
同社は7月、学童保育事業を始めた。沿線に共働き家庭が増えていることから平成19年に
保育所運営に 参入。
「小学生向けの保育もやってほしい」という利用者らの要望を受け、新分野への参入を決めた。
現在、1施設を運営している。
同社の田中恵理・総合企画本部事業開発担当課長は「長時間できめ細かい保育サービスなど、
公的な学童保育ではカバーできないニーズに対応している。保護者が送迎しやすい近い立地も
強み」と話す。
保育時間は平日午後1~7時だが、夜9時まで延長も可能。冒頭の女の子を預けている会社勤務
の女性は「預かり時間が長く、 宿題やドリルなど勉強の面倒を見てもらえる点も助かっている」と
話す。
鉄道会社では19年に相鉄ホールディングス(横浜市西区)、20年に
東京急行電鉄(東京都渋谷区)、 22年にJR東日本(同)が同事業に参入。それぞれ4施設、
15施設、2施設を運営(JR東はテナント方式)している。
大手塾が「学習面」の強みを打ち出し、同事業に乗り出す動きも広がっている。
◆将来の受験を意識
代々木ゼミナールグループ(同)で進学塾「サピックス」を運営するジーニアスエデュケーション(同)
は2月、 保育と学習の機能を兼ね備えた学童保育施設「ピグマキッズ」を開設。都内2カ所で
運営している。
保護者と面談して児童個別に学習内容を決め、サピックスが開発した教材を使って算数、国語など
の学習ができるのが特徴。
英語や環境学習など多様なメニューも用意されている。
安田秀明ピグマキッズ事業部長は「対象は小学1~4年生で、本格的な受験に入る前の基礎作りを
行う段階。
考える力が身に付くような内容を目指している」と話す。通わせる親の多くは将来の受験を意識して
いるといい、 「塾の生徒の囲い込み」(安田事業部長)も狙っている。
このほか、教育関連サービスの学研ホールディングス(品川区)が昨年11月、学習塾「明光義塾」
などを運営する 明光ネットワークジャパン(新宿区)が今年2月にそれぞれ参入。
「塾テキストを使った学習や理科実験などを強み」
(明光ネットワーク)として、運営拡大を目指している。
■学童保育の利用児童約82万人
全国学童保育連絡協議会(東京都文京区)によると、全国の学童保育施設(5月1日現在)は
2万204カ所、 利用児童数81万9622人。自治体などが設置・運営したり民間企業などに
運営委託したりするものが大半で、企業の開設・運営は数十カ所という。保育料は公設が
月額4500~1万円程度と企業設置のものよりも安いが
(京王ジュニアプラッツの場合、週5日利用で4万3050円)、保育時間が午後6時半までなど
限られる施設が多い。
同協議会は「潜在需要は50万人以上あり、公設を中心に増設が必要」としている。
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[子ども、そして親のことを考えて政策を考えてほしい・・・]
民間企業は様々な情報やニーズをリサーチしてリスクを持ち社運を抱え事業を展開しています。
そのようなか、この少子高齢化の時代であり、更に不況であっても、今というニーズを掴み
事業を展開する。
共働きは、より多くの賃金を稼ぎ今の生活を今よりも豊かにするので良いことだと思います。
今後必要になるだろう子どもの学費や塾の費用の準備のために共働きをして資金を貯め
ていた方が沢山居られました。
しかし、今は少し前の時代と違い不況の真っ最中、今日の生活を維持するために共働きが必要に
迫られているのではないでしょうか。
だから、このような学童への民間参入ニーズが発生するのではないでしょうか。
私は、相当の嫌悪感があります。
この不況を招いた責任の多くは政治だと思います。
もっと言えば、国政をあづかる政治家や、行政の最高官僚だと思います。
その政策の結果で不況となり、その影響でニーズが生まれた学童への民間参入についても、
政治を司る国会議員の多くの方や行政を司る上層部の官僚は学童に子どもを預ける必要は
ないので、あまり関心がなくひとつの出来事かもしれません。
そのような方が、学童に子どもを預ける親の気持ちがわかってくれるとは思えません。
場合によっては、この不況のなか、許認可申請で民間に仕事が出来る機会を提供してやったと思う
官僚もいるかも知れません。
民間企業は会社を維持していくために、この不況を乗り切るために、不況のなかであっても活路を
みいだそうとする。
なにか今の世の中、なにかが違うと思います。もっともっと現場を経験した方々が政治に参加し物申す
時代になってほしい。
そして、いつの日か、私も物申す人になれるように頑張っていきたいと思っています。