【ここに注目!】
山中で出会った怪しげな人物。素人とは思えない腕で動物をさばき、山奥の小屋で貴重な医書を研究する人物とは? この時のやり取りがきっかけで、ホ・ジュン
は彼に弟子入りを決める。
ホ・ジュン
「何のために獣の腹をあばいたのか言ってくれ。それを聞くまでは帰らない」
老人「獣の代金でも払えと言うのか。智異山の獣がお前のものでもあるまいし、腹を割こうが毛皮を剥ごうが俺の勝手だ。薬草カゴでも持ってさっさと帰れ。『神農本草経』を知っているところを見ると医員のはしくれのようだが、誰に習ったが知らんが情けない限りじゃ。それで医員のふりなどせんことだ」
ホ・ジュン
「俺の師匠を誰と知ってそんな無礼を言うのだ」
老人「薬草といえばどれも根ごとひっこ抜くお前を見れば、師匠などたかが知れとる。薬草にも根を使うものがあれば、お前が採った麻黄
のように茎だけ使うものもある。根ごとひっこ抜いて智異山の麻黄
を絶やすつもりか。根を使うもの、茎や実を使うものも知らず、下手に薬草を扱う奴に医員になる資格などない。智異山の山神に怒られる前に今すぐ出ていけ」
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