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017 天賜買電台(天賜放送局を買収)

 前半は吳天賜が方寶菊を追いかけるシーンです。寶菊は放送局でDJになろうとしているのですが、上司はなかなか彼女に機会を与えない。そんなところに突然天賜が押しかけ、寶菊に花を贈ろうとします。結局、天賜は金に物を言わせて放送局を買収し、寶菊にDJをさせようとします。

 後半は燦堂です。兵役を薬を使って免除されようと悪知恵を働かせようとしたところで、寥國輝に咎められます。しかし結局「扁平足」で兵役免除。國輝は教師を退職して、退職金で燦堂のために診療所を開いてあげようとしますが、資金が足りません。そんな話を世傑から靜玉づてに耳にした再添は大喜びで貯金の提供を申し出ますが、燦堂は当然断ります。しかし資金不足が明らかとなった國輝は再添の資金を受け取ってしまい、そのことを知った林桂枝は、燦堂の前に現れて、「医者になったのに乞食まがいのことをしている」と非難します。


 燦堂の複雑な「方家コンプレックス」が、「金持ちになって方家を見返してやりたい」という形で段々と明らかになってきます。



Maerd’s dreaM-ポーギョッ

016 拼輸贏(勝負)

 燦堂は医師国家試験に合格し、嘉義で合格祝いをするが、方再添が母親を連れて燦堂の前に現れ、「方家」の先祖に合格を報告に来て欲しい、と頼む。燦堂は嫌な思い出のある「方家」に行きたくもないが、祖母の面子を立てて、秋雲や靜玉と「方家」で食卓を囲む。しかしそこに世傑と林桂枝が登場。桂枝がいつものように燦堂や秋雲に嫌味を言い、立ち去るが、さらに今度は世傑が靜玉の隣に座り、燦堂と靜玉を巡ってケンカになる。

 食事の結果は惨憺たるもので、燦堂たちは帰るが、帰路再度世傑が絡んできて、結局靜玉をあきらめきれない世傑が燦堂に勝負を申し出る。鉄橋からバンジージャンプをして、河に投げ込まれた浮きをどちらが取れるかで勝負を決するというもの。勝った方が靜玉と交際するということだが、駆けつけた靜玉は燦堂を必死で止めようとする。

 結局勝負は世傑の勝ちになったが、再添は世傑をしかり、靜玉も無茶をした燦堂をたたく。


 相変わらず燦堂・世傑の三角関係や燦堂と父親や継母との醜い諍いが続きます。今回は燦堂が医者になったことに対して、特に桂枝の反応がすごく、「医者になっても人から給料をもらうだけじゃないか」と燦堂をののしりますが、これも今後燦堂がお金や権力を求めていく一つの伏線なのでしょう。また世傑も燦堂に対するコンプレックスや靜玉への愛を健気なほどにぶちまけます。こうした醜い情念がドラマの中できちんと表現されることは、精神衛生上とても大切なことのように思われます。

015 劈腿(二股)

 燦堂は雅芳の自宅に呼ばれ、改めて雅芳の両親、沈世昌と沈王杏美と食事を共にする。燦堂は家の大きさにビックリ、何人もいる給仕やきれいな部屋にビックリ、ときょろきょろ落ち着かない。世昌はそんな燦堂に寛大だが、杏美は夫が席をはずすと、燦堂の住まいや家族のことを色々聞き出す。ついに雅芳は怒って飛び出してしまう。

 雅芳は燦堂に、杏美は継母であること、しかも実母が存命中から父と付き合っていたことなどを話し、自分や母親から父親を奪った杏美を憎いが、自分には色々よくしてくれるので憎みきれない気持ちを話す。その話を聴いて燦堂も自分の身の上を思い浮かべざるを得ないが、そのことを話す自信のない燦堂は、「ある友達のこと」として、母親とともに家を追い出され、継母や異母兄弟からいじめられてきた自分の話をする。

 燦堂と雅芳は大学の卒業式を迎える。燦堂はかたや雅芳たちとも記念写真をとり、かたや嘉義から出て来た母親・秋雲や國輝・靜玉父娘とも記念写真を撮る。靜玉は落ち着かない燦堂を不審に思うが・・・


 杏美は燦堂が南部の人間であることを「對下港來」と聞く。「下港 e7-kang2」とは台北の人間が台湾中南部を指す言い方とのこと。

 世昌は杏美に雅芳の性格を「死鴨仔硬嘴耙 Si2-ah-a2 nge7-chhui3-poe」と言います。死んだ鴨の口が硬くなることから、頑固な性格の比喩となっている言い方です。

 最後に燦堂は國輝に対し、将来金儲けして母親を大きな家に住まわせたいと語りますが、國輝は燦堂に「食緊撞破碗 chiah8-kin2 long3-phhoa3-oa(n)2」、急いで食べると茶碗をぶつけて割ってしまう、急がば回れのようなことわざを言います。



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