クリント・イーストウッド主演のマカロニウエスタン(イタリア製の西部劇)、初期の“ドル箱三部作”について、私はご縁もあり、
最初に「続・夕陽のガンマン」【1966】を観て、次に「夕陽のガンマン」【1965】観て、

この度やっと、ウエスタン映画鑑賞通算8作品目として「 荒野の用心棒」【1964】を鑑賞しました。公開順とは逆行っちゃったけど(笑)

この作品をできるだけ堪能したいが為、
この作品のネタ元である日本映画、
「用心棒」【1961】も観て予備知識を付けました。

クリント・イーストウッドはこの映画のヒットのおかげで世界的な映画俳優として認められ、スターの仲間入りをし、
老人が若者に話しかけるシーン
何本か西部劇に出た後に舞台を現代に変え、
「ダーティー・ハリー」になってゆきます。
ポッターじゃなくて、キャラハンね(笑)

ん!ちゃんと飯屋のおやじと、隣の棺桶屋さんがいるね。
男性3人と棺桶のシーン
“治安の悪いこの村にとどまるな、さっさと出ていけ!”って、「用心棒」と一緒だ!

あ!ギャンブルで負けた旦那の借金のカタにされた奥さんを、クリント・イーストウッドが
女性と男性の西部劇シーン
敵のアジトに忍び込んでしっかり救出します。
そしてそのあと敵に見つかりボコられます。「用心棒」と一緒!

げ!、ボコられても死ななかったクリント・イーストウッドは満身創痍のまま敵のアジトから見事脱出!!仕返しするため身を隠します。
荒野の決闘、男が吊るされる
敵が飯屋のおやじを暴行して、クリント・イーストウッドの居場所を吐かせようとしてますね!んー、「用心棒」と一緒!

「荒野の用心棒」のラスボスは
映画の男性の顔、レンガの壁
次回作「夕陽のガンマン」でもラスボス(笑)

飯屋のおやじ、危機一髪の状況で
西部劇の男が建物の前に立つ
クリント・イーストウッド!!再降臨!!

敵に近付きすぎて捕まり、ボコられるけど復活というパターンはジュリアーノ・ジェンマの 「さいはての用心棒」でもありましたね。
用心棒の三船敏郎、時代劇のスター
当時の孤独なヒーロー映画あるあるなのでしょうか。

ラスボスは最期の戦いに、一騎討ちではなく
西部劇の町並みと男たち
沢山の仲間を従えどーんと構えます。
用心棒 時代劇 侍たち
「用心棒」ではラスボス仲代達矢が、皆が刀を武器とする中で、拳銃を持っていますが
こちらの作品ではラスボスはなんと!!
強力なライフルを使います。逆に刀だったら面白かった?(笑)

・・・今回は予備知識をつけて“しまった”せいで、「あ、ここが用心棒と同じ!」「ここは違う!」と、穿った鑑賞スタイルになってしまったこと、
また、レンタルDVDの映像が全体的に暗くて見にくかったこともあり、映画を観る楽しさを自分で半減させた感じになってしまいました。

「七人の侍」のリメイク 「荒野の七人」の方が
リメイクの仕方が巧かったように思いました。
正式にオファーして作ったリメイクと、
パクって訴えられた(示談したけど)リメイクとの違いかな。(ほら!また穿った見方してる)

ただ、「用心棒」のラストバトルで、
三船敏郎は“秘策”で仲代達矢を破りますが、
「荒野の用心棒」ではクリント・イーストウッドも“秘策”を使います。ご覧になってのお楽しみ(今更)!!

というわけで、私の西部劇鑑賞8作品目は「荒野の用心棒」でした。

さあ、西部劇9作品目は何を観ようかな!
次は予備知識無しでみるぞー(笑)

おしまい。