7061 日本ホスピス

前回決算以降下がっている理由ですが、大きくは2点と考えています

 

①中計のステルス下方修正

決算説明資料に突如2025年経常利益が21億⇒20億になるグラフが説明もなく出てきます

 

②前期3Q⇒4Q、およびQ比での利益悪化

ホスピスという季節性があまりない業態にも関わらず、営業利益が前期比でもQ比でも下がっている

 

このあたりが成長性を疑問視されている理由と考えます。

しかしながら中計の下方修正⇒会社の成長が鈍化するということと、その銘柄が買いかどうかは別の話です。下方修正したうえで成長性が失われていないとすると、結局は割安性との兼ね合いになります。直近高値2570円に対して本日終値が1561円ですが、営業利益が2023年12.8億、2024年16.5億、2025年21億⇒20億、の推移から見て、単純に割安になっただけと考えています。前期およびQ比での減益に関しても、4Qでは新規施設を4件(過去最大レベル)開設しており、ビジネスモデル的にも開設の瞬間はPLに対してマイナスですので、4Qの採算悪化は当然であり、むしろ今後の開設予定1Q1件、2Q2件、3Q2件、4Q1件から想定すると、前期4Q⇒今期1Q⇒2Q⇒3Q⇒4Qでの決算は上昇基調となります。一方で個人的には来期の見込みは経常利益20億円をさらに下げると考えています。上記の通り2024年の新規開設は6件の見込みですが、経常利益20億円は2024年新規開設9件が前提だからです。この差3件が2025年にずれ込むと、2025年の形状としてはマイナスです。

 

平均取得1522円