8月6日〜8日は、
仙台の夏の風物詩である仙台七夕まつり。

【七夕まつり協賛会パンフレットより】


仙台七夕は古くは藩祖 政宗公の時代から続く伝統行事として 江戸時代より 民衆に広まっていきました。 しかしこのような 七夕祭りも明治維新の変革や 新暦の採用 第一次世界対戦後の不景気により 年々 衰退していきます。

 このような中、 昭和2年 不景気を吹き飛ばそうと 商家の有志が「仙台商人の心意気」とばかりに華やかな 七夕飾りを復活させました。 今日の仙台七夕祭りは、市内各所を彩る豪華絢爛な笹飾りが所狭しと並べられ、 名実ともに日本一のスケールを誇る 七夕祭りとして、毎年200万人を超える観光客が訪れます。



仙台の七夕は、 政宗公が婦女に対する文化向上の目的で奨励したため 盛んに行われるようになったと言われています。

 また 政宗公が七夕に関する歌を 八首も読んでいることからも 七夕への深い思い入れが感じられます






ということで、

七夕まつりというものは、仙台市民にとっては小さい時から普通にあって、毎年その期間、だいたい必ず見に行く大事な行事なのでした。



羽生くんは「週末仙台」の冊子の中で仙台七夕まつりのことについてこのように話しています。

「8月の七夕まつりは本当に綺麗ですよ。七夕飾りは同じようなシルエットに見えますが、一つ一つ作った人達の思いが詰まったものなのでぜひ見てもらいたいですね。最近はトロントでの練習などの時期と重なるので行けないんですけど、小さい頃は家族で絶対に行く夏休みのイベントでした。毎年全然違った雰囲気なんです」



ほらね〜ニヤリ
そうなんですよ。

「小さい頃は、家族で絶対に行く夏休みのイベントでした」
と羽生くんも言ってる〜

何度も思うのですが、羽生結弦さんの家は、清く正しい仙台市泉区民の見本のようで。家族で泉ヶ岳に星を見に行くとか、七北田公園で自転車乗り練習とか、ほぼその辺の家族と同じなんですよね。

小さな結弦くんが家族と手をつないで、笹飾りの下を歩いているのを想像すると、、
甚平さんとか着ていたかな?
あー可愛い〜祭
でも…

基本的に七夕飾りは動きがなく音もなく静かで、子どもにはどんなふうに見えているのかな…などと思います。

スケートを始めた頃の結弦くんは動き回ってばかりいた…と先生が話していましたよね。
きっとその幼稚園くらいの頃は、七夕飾りを見ることより家族で出かけることが楽しかったのではないかな。

今よりたくさんの昔ながらの出店があったので、そこでウルトラマンのお面や、プーさんの水素風船を買ってもらったりして喜んでいたのではないかなあ、、と勝手に想像。



昨年出た動画「たただいま仙 台」の中では このように話しています。

「小さい頃から何度も何度も足を運んで、七夕飾りに触れたりとか風になびいたりを見たりという記憶はすごく強くあります。」

スケートが忙しくなるまでは、毎年来ていたのでしょうね。

コロナ禍から吹き流しの長さが短くなりましたが、以前は大人でもかきわけながら歩く位の長さも多く、子ども達はその和紙の下の方に触れながら歩いていました。だから、3日目の夜になると吹き流しの下の方がボロボロになっていたり…
ということもよくあることでした。

小さな結弦くんがその和紙に触れた感覚とか、長い吹き流しが風でそよぐ様子とか興味持ってみていたことがよくわかります。









それではまず、城下の七夕飾りを見ていきましょう。

商店街の中、各お店ごとに竹飾りを出しています。屋根のある商店街は竹を横にして、真っ直ぐ飾りを下げています。




屋根のないところは、昔のように竹を斜めに立てかけ、こちらは雨に弱いけれど、青空をバックに風にたなびく姿がまたとても風情があります。



8/6あいにくの曇り空ですが、吹き流しが風になびいていますね


全てが手作り



一つ一つみんな違う飾り










最近、アニメモチーフ七夕飾りが増えてます。昨年まであった呪術廻戦は今年はなくて、、でも、ハイキュー他いろいろ。

先ずは、仙台のアンバサダーとなった「ハイキュー」の皆さん。くす玉がバレーのボール爆笑


「ゴールデンカムイ」



「僕のヒーローアカデミア」




これは、懐かしたまごっち
また復活してるのかな


支援学校生徒さん達のも可愛い


児童館からも参加


オリンピックイヤーだからね。






そして

今年も、仙台市の小中学校生徒さん達による約78000羽の折り鶴。
故郷復興プロジェクトのひとつとして2011年から始まったものなんですよね。
今年は能登半島地震のための祈りも込められているそうです。
考えてみると、、鶴を折った小学生達は震災を経験してないし、中学生もまだ赤ちゃん時代だったわけで…
伝えていくという教育も大切ですね。







今年の藤崎さんの飾り
なんだろう…白と薄紫で品があって、
ほんのり色香もあって


なんだか雅な
光る君へを思いだしました…





毎年飾られている平和七夕

吹き流しが全て折り鶴です。
後ろに、ノーモアヒロシマ
そして、ノーモアナガサキの字が。

七夕は基本的に祈り🙏
忘れないでいたいです。



色紙を折ってハサミを、入れて開くと、こういう模様になったりしますよね。
色合いも可愛いです



こちらの飾りも折り紙を、使っての立体で貝殻など夏らしくていいですね



奥州仙台藩✩カッコいい








さあ、いよいよ瑞鳳殿へ行きます。
最高に混んでいる
るーぷるバスに乗って出発 バス


伊達62万石の仙台藩石高と同じ数の
階段登って着きました。
(えっ?!あれで62段しかないの?)


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はあ…

緑が眩しい…別世界




今年もまた羽生選手衣装モチーフで制作して下さってありがとうございます。
ノッテステラータの白と黒(紺)



女飾り



男飾り



歴史の重みがありながら
清々しくて品が溢れていて、
やはりここは特別な場所。

1番先頭の吹き流し。今年は重村公の衣装モチーフだそうです。
大きな伊達家の紋がどーんとあって、そんな重厚な伊達家の七夕飾りに、6年前から毎年羽生くんの衣装モチーフが加わるって凄いことです。

なんと言っても
世界137か国913人のスポーツジャーナリストから選ばれた、
過去100年のベストアスリート
男性6位に輝く選手ですからね!!
アジアから一人だけです…🥹

あれだけ腰の低い方がどれだけ偉大な方であり、しかもまだ進化の途中であることを仙台市民も日本中の皆さんもよく噛みしめて頂きたいです。









伊達政宗公の墓所という神聖な場所の瑞鳳殿。

その場所の七夕飾りとして一緒に飾られても、全く違和感もなく自然にそこにいるという事実が、羽生結弦さんという方の持つ特別なオーラを物語っています。



こちらは二代目藩主伊達忠宗公御霊屋(墓所)



そして
翌日8/7は七夕ナイトにやってきました。

七夕飾りと瑞鳳殿のライトアップ。
足もとの竹灯籠。篠笛演奏など。

ところが、必ず一度は雨が降るという仙台七夕ジンクス通り、夕方に雨が降り始めて吹き流し達は拝殿の方へ避難されていました。(雨があがったので、灯籠や篠笛演奏などはありました。)



すみません。
思いきりボケてますが、石段に灯籠です



そして涅槃門前の七夕は…
笹竹に短冊だけ…🥹 淋しい



瑞鳳殿近くでは
ずっと篠笛の演奏をしてくださっていて、その音色がなんともいい雰囲気でした。



雨で吹き流しを拝殿に避難させたので、笹竹に上がっている時よりも凄い間近でみることができました。





でも、私のスマホが夜になると性能最悪になり、こんなに近いのにはっきりと撮れなくて残念でした😓


https://www.instagram.com/p/C-Mku7mz66w/?igsh=MXFwYWd4ZjF1cmJjeQ==


瑞鳳殿さんのインスタのが綺麗ですね。


仙台の七夕のことについては、以前にも一度ブログに書いています。
最高傑作「天と地と」を、作って下さった年です。


その時のものを今回読み直したら「これだけの再現ができるのは、かなり、熱心な方が瑞鳳殿の中にいらっしゃるのではないかな?仲間ではありませんか?」などと私が勝手なことを書いていました(すみません💦)

一昨日Twitterでみかけたのです
https://x.com/tomikoyuzu/status/1820946420670853235?t=NUbnwqA4LiIFCZgmHarwzg&s=19


Lifeに瑞鳳殿職員さんのインタビューが載っているという話。

瑞鳳殿の職員さまのインタビューは恐らく初めてかと。それを読みたかったけれども本はできる限り自粛中なので買っていませんでした…
でも、そのツイ読んだら即座に頼んでしまって昨日には、届きました😂
良かった。

瑞鳳殿で羽生選手の衣装モチーフで七夕飾りを作り始めたのは
「羽生選手が震災復興のために頑張っているから感謝の気持ちを現したかった」とのこと(要約)

なんという心🥹

国民栄誉賞授与式のため、仙台平の袴を作ってくださった人間国宝の甲田さまも「いつも羽生さんが、仙台のために頑張っているから」とおっしゃってましたよね。


Lifeのインタビューは短かったのですが、
羽生結弦選手の衣装を手掛けるにあたって、職員の方々が「心からの誠意と覚悟」を持って真剣に取り組まれているのだなあということがよくわかる内容でした。



瑞鳳殿売店 羽生結弦コーナーのよう😆


瑞鳳殿の七夕飾りについての羽生くんの言葉です。(「ただいま仙台」動画から。)

 「瑞鳳殿が、僕のSEIMEIの衣装をモチーフとした飾りを出してくださったのもとても嬉しかったですし、そうやって自分のSEIMEIというものが、仙台の大切な七夕まつりっていうものに関わっていたりすると、やっぱり自分、頑張ってきて良かったなと思いますね。」






瑞鳳殿職員さまから
羽生選手へ

感謝の思い

羽生選手からは

頑張ってきて良かったという思い



とても美しい心のキャッチボール✨


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今年の七夕は、実は前夜祭花火大会にも行ってて😆
自分にしては、アクティブに過ごしました。最近は花火大会にも行ってなかったから何年ぶり?という感じ。
いつもだと西公園あたりで見るのですが、今回初めて青葉城址に行ってみました。ネットで「穴場」とあったので。

国際センター駅から仙臺緑彩館経由で青葉城址まで必死で登る…💦

(その道には
  こんな素敵な和傘が置かれていました)


汗だくで政宗公騎馬像のある上まで到着。
すでにたくさんの人がいました。
でも、適度に空間あってぎゅうぎゅうではなくて良かったです。みんなシートや簡易イスで座っていて、花火始まってもどこからでもよく見えて、青葉城址もなかなか良い場所でした。

仙台市街


何とか花火の形に撮れた😂



騎馬像のある所は、仙台城があった所。

そこに石畳のような広い区切られた所があり、そこは大広間跡と掲示されているのですが、花火見物の人達がみんな普通にそこにもシート広げてくつろいでいました。(普段から入れます)

仙台藩領下の民たちが、お城の広間に集まって夏の宵、みんなで花火に興じる。
政宗公もきっと喜んでいらっしゃったと思います。

コロナ禍はまだ終わっていないけれど、なんとか以前の暮らしを取り戻しつつある昨今。
色とりどりの花火を楽しめるのも平和だからこそ。

疫病、災害、戦争…
昨日も宮崎で大きな地震。今日も神奈川で地震…
世界では、オリンピックの最中にも、かたやミサイルが撃ち込まれた所も…


穏やかな日常
小さな幸せの繰り返しを喜べる
そんな平和な世界であって欲しいと切に願います。
どこの国も、どこのお家でも…。

















南海トラフ地震の影響ある地域の皆さん。緊張しますよね…

どうぞ地震が来ませんように🙏

万一、来ても小さなもので被害ないことを願っています。

私も万一の準備確認します🔦🎒