有限と微小のパン 森博嗣
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- 有限と微小のパン―THE PERFECT OUTSIDER (講談社文庫)/森 博嗣
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内容(「BOOK」データベースより)
日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。
パークでは過去に「シードラゴン事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。
萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。
核心に存在する、偉大な知性の正体は…。
S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。
とうとうこの時が来ました。
長いS&Mシリーズが終わってしまいます…
寂しいけれど早く読みたいそんな作品。
出だしから、もうココロを鷲掴みにされます。
だってだって四季さんが!
あの、四季さんが!!
んー。好きって言うのはちょっとニュアンスが違うかもしれませんが
この女性。恐ろしくもあり哀しくもあり愛しくもあるのです。
今回、この作品においてはミステリがどうとか謎解きがどうとかじゃないんです。
確かに、ショッキングではありますしハラハラドキドキもしますが。
やっぱりシリーズを通して読んできたその集大成だと言う作品ですね。
独特の哲学・世界観といったものがだんだん色濃くなっていった結果。
こういう作品になっていったんでしょう。
シリーズを読み進めて行き着く先の作品ですね
コレ、単独では面白みは半減…いや1/3くらいかも(笑
心残りがあるとすれば
萌絵ちゃんと犀川先生はなんも進展しないまま終わってしまったことかなぁ…