相場格言に「知ったら仕舞い」とあります。
「仕舞い」とは「おしまい」の意味です。
つまり、情報を知ってしまった時点で、その情報は意味がなくなるということなのです。
同じような格言として「噂で買って実で売る」とあります。
例えば、ある企業が業績好調だという噂が流れているときには、その期待から大きく変われる事があります。
そして実際に業績発表があって業績が好調だという事が発表されれば、その後株価は売られるということも珍しい事ではないのです。
情報を知った時点ですでにその情報は古いものとなっているのです。
また、「日経新聞に発表されたら終わり」と言われることもあります。
つまり、多くの投資家が知るようになった情報というのは、すでにその情報の価値がなくなっているということです。
情報を分析するときには、このような点についても理解しておかなければ惑わされてしまうことになるでしょう。
「相場格言に学ぶ情報の分析」 → 相場 格言