「色が混ざりすぎて黒になった絵具
黒になった絵具に色味を持たせることはできないのかな」
の君へ
おそらく君は
「黒」というものを
変わらない
変えられない
変え難い
そう思っているよね
無理もない
「黒」は
何もかもかくしてしまうし
感情に例えても
決して楽しい発想は生まれないから
表現するにしても
暗いとか
深いとか
見えないとか
あまり前向きにはなれないかも
でも
その「黒」には
沢山の色が混ざっているんだよね
よ～く見れば
色とりどりなわけだ
色んな色の力が集まった
最強の色
可能性を秘めてる
知ってる？
色見本全2625色収録の中で
「黒」 116色
「白」 32色
黒にも沢山種類があって
名前もカッコイイ
空や夜由来の黒
ムーンレスナイト（闇夜）
ナイトスカイ（夜空)
ポーラーナイト（極夜）
食品由来の黒
茶系の黒 苦味がイメージ
キャビア
ブラックオリーブ
エスプレッソ
ナイトシュート
それから
鉱物や木材由来の黒
アスファルト
メテオリット（隕石）
マグネット
グラファイト（黒鉛）
カーボン
何か
カッコイイよね
だから心配しないで
たとえ絵具が黒だけになったとしても
その世界にしかない
景色が広がっているから
