皆さん、こんにちは。

気がつけばもう6月になりましたね。 

東京に戻ってきてあっという間に3ヶ月が過ぎ時間の流れの早さを

改めて感じているこのごろです。


さて、今日は母からの譲りものである糸巻きを ご紹介させていただきたい

と思います。母がお嫁にくる時、嫁入り道具として祖母から持たせてもらった物の一つだそうです。

約52年という歳月が経ったものですが

実家では今でも使っている糸巻きです。

確か私が小学生のころだったと思いますが、

長い木綿糸を私の両手にかけて母はこの糸巻きに糸を巻いた

記憶があります。


木の素材に何箇所かに螺鈿が飾ってあるのが素敵だなと思います。

黒と赤があって二つおそろいのものですが

なんか母に寂しい想いをさせる気がして、

黒のものだけを日本に持ってきました。

赤色の糸巻きは母の裁縫箱にあります。^-^



母と共に長年付き合ってくれたありがたい糸巻き。

母はこの糸巻きとどんな思いをしてきたんだろう・・・

心細い外国での生活ですが

なんとかこれからも針仕事、頑張っていけるような気がします。