今日は満月。うまくいかないことがあってもなんとなく幸せな気持ちになります。

 表題の展覧会を訪れた。現代美術館は清澄白河の駅から少し距離があり、炎天下の昼過ぎ歩くのはなかなかきつかった炎天下

 

展覧会は館内の1・3階を使用してのもので、3階の展示がメインとなるアリエッティの世界を再現した等身大ジオ ラマであった。想像していた以上に人間サイズとなって体験する映画の世界は感動的で、隅々まで作りこまれていて非常に良かった。一種のアトラクションの様でもあり、美術鑑賞とは違う刺激にあふれていた。

 

1階では映画美術監督である種田氏の手がけた映画美術を中心とした仕事の紹介とこの展覧会に向けた彼の思いなどが映像で紹介される展示があった。映画美術という仕事のもつ魅力が伝わってきて、一種の憧れのような思いを抱いた。

 

また常設展も鑑賞し、最近めっきり美術館を訪れていなかったことを感じることとなった。なんとなく、今の仕事には芸術的なものに触れるきっかけが少ないように思う。周囲の人々も同様で、そうした方向に目を向ける人は少ないのではないだろうか。自分にはきっとそうしたものが必要な気がする。それもかいかぶりなのかもしれないが。