26週〜27週頃







この頃は火曜と金曜の週2日病院に通っていました




市からもらった妊婦健診のチケットでは足りないので、妊婦健診として受ける回と健康保険を使って受ける回を内容によって組み合わせて頂いていました





双子の体重差が開いて行くようであれば管理入院もあると言われていましたが


26w4d

長女 670g

次女 890g


27w4d

長女 800g

次女 1000g


と長女も小さいなりに頑張っていました




(双子の体重のまとめ↓)




通院は週2ですが、3日置きに測定しても誤差の方が大きくなってしまう場合があるそうで体重を見るのは週一回火曜日のみ




先生が毎回念入りに見てくださっていたのは羊水量や臍の緒の血流の様子がメインでした






またこの頃から2回に1回ほど内診で子宮頸管長をチェックするようになりました




「子宮頸管が短くなって管理入院」




と言う話は双子に限らずネットでよく目にしていたため



骨盤ベルトを巻いたり


長時間立ちっぱなし座りっぱなしにならないようにしたり


昼間でも横になれる時はなるべく横になって過ごしたり


料理の下拵えなどをキッチンではなくダイニングテーブルで座って行ったりなど




出来る限り気をつけて過ごしており、この頃はまだ頸管長を指摘されることはありませんでした







管理入院…



いつかは来るとわかっていてもなるべく先送りしたいと思っていました




と、言うのもこの頃コロナウィルスの影響で入院したら面会全面禁止


荷物の受け渡しはナースステーションを通して




と言われていました





管理入院が始まってしまったら出産を終えて退院するまで夫にも会うことが出来ないのです



また、院内にあるコンビニなどに私が出ることも禁止されていて私は病棟に缶詰め





この頃普通の産院やクリニックはコロナで厳しくなった制限を緩和し

立会い出産なども再会しはじめた頃でしたのでこれは大きい病院ゆえの悩みでした



旅行でさえ最大1週間ちょっとしか経験したことが無いのに1ヶ月以上家に帰れないなんて想像も出来ませんでした





慌ただしい双子育児が始まった今となっては


「3食食事が用意されていてずっとベッドで寝て過ごすなんて最高じゃん…」


とすら思いますが笑





当時はとにかく管理入院が始まるのが嫌で嫌で仕方なかったです





しかし刻一刻とその日は迫っていました…














25週4日






ようやく糖負荷試験と妊婦健診を終えた頃にはもうお昼を過ぎていました




糖負荷試験の食事制限のため朝から何も食べておらずお腹はぺこぺこ




ですがこの日はまだまだ続きます




次は助産師外来です



自販機で飲み物だけ手に入れるとすぐに相談室のような部屋へ呼ばれました






この日は出産を終えて退院した後の生活について色々と聞かれました


特に産後サポートしてくれる人について






まず、私のワンオペ育児は不妊治療を始めた段階からほぼ確定していました



夫は自営業で育休などは無いうえ休みも不定期





そして少々荒れた家庭で育った私に


「実の親を頼る」


と言う考えは一切ありませんでした





親について深くは触れませんが


色々な家庭があると思って頂ければ幸いです






夫のご両親には良くして頂いていましたし


「良ければ手伝いに行くよ」


と言って下さっていましたが既に70代



泊まり込みなどは難しいと思いました



夫のお姉さんも同様にサポートを申し出て下さっていましたが

こちらもやんちゃな小学生男子2人を抱えながらお仕事もされていてお願い出来ることは限定的でした






質問に答えるかたちで上記を助産師さんに伝えたところで返って来たのは




「双子ちゃんだし…産後1ヶ月だけでも…実家のお母さんに来てもらえないかな…」




でした





親との関係を詳しく話すと日が暮れそうなので


「実の親は遠方で疎遠なので…」


と、ぼかして伝えたので仕方ないのですが




そこは頼れないって言ってるじゃないか…!


と、やり場のない気持ちになってしまいました





その後は

夫は忙しいがサラリーマンと違って自分で時間を調整出来るためいざという時は頼れること


夫の両親やお姉さんは泊まりのような形は難しいが協力的なこと


それ以外は困ったら行政のサポートを利用するつもりで調べていることなどをこちらから説明し、納得してもらいました





助産師さんも何も悪くはないんですけどね


私のことを思って言ってくださっているのですし


ですが終わったあとは

「何の時間だったんだ…」

と、とんでもない徒労感に襲われました







そして双子が生後6ヶ月を迎えた今



実際ここまでワンオペで来たわけですが



決して楽だったわけではありませんが、私は過労で倒れてもいないし鬱にもなっていません




これから双子が歩き出したり走り出したりしたらまた大変でしょうけどね




常に睡眠不足だしシャワーは毎日5分ぐらいだけど…笑



双子はかわいいし育児も楽しいです






振り返って思うとこの時助産師さんにある意味「脅された」のは、結果良かったなと思えます





まずひとつは楽をするためのアイテムを躊躇なく買うきっかけになったこと

これは電動バウンサーなどです


そしていざという時の為に行政のサポートを改めて調べたこと




そしてなにより



全くどうにもならない状況もイメージしていたおかげで思ったよりなんとかなって嬉しいし楽しい



これです





妊娠中はこの時に限らず双子と言うと


「大変大変赤ちゃん2人なんてとんでもなく大変なのよ!」


という感じのことをとにかくいたるところで言われます笑




ネットから入ってくる情報も


毎日目が回りそう!

記憶が無くなる!

ワンオペなんてとんでもない!


というものが多いです




当時私はは双子を授かって嬉しいのに辛いことやしんどい部分ばかりフォーカスされることに複雑な気持ちでした



ですが、私一人では全く手に負えないかもしれない

でもそれでもどうにかするしかないんだ…



と言う「楽しむ」とは程遠い気持ちで挑んだことにより結果として



あれ?思ったより楽しいぞ…?



と思えたところはあると思います




最初から楽観的に挑むより良かったのかもしれません





でももし、双子ちゃんを妊娠中でこれを読んで下さる方がいらっしゃったら



たしかに体力的には大変だけど

楽しいことたくさんありますよ!

とお伝えしたいです



3〜4ヶ月頃から相方を認識し始め


6ヶ月に入った最近ではちょっかいを出しに行ったりします



ワンオペと言うと大変なイメージですが


要はかわいさ独り占めです笑


びっくりするぐらい疲れる日もありますがそこまで悪いものじゃないですよ


同月齢の赤ちゃん同士の絡みが毎日自宅で見られるのは特権です





私は初めての妊娠が双子だったため比較は出来ないのですが


年子や2歳差よりむしろ楽なのでは?と思うこともあったりします



このあたりはいずれまとめて記事にしたいと思っています






こうして色々考えるきっかけとなった助産師外来が終わりました


お腹はぺこぺこで心もぼろぼろ


今では笑い話ですが当時は妊娠中で胎児の体重も心配な上


「あなた1人じゃ無理よ!」


と言われたようで結構メンタルにきていました





この日の帰りに駅で泣きながら食べた丸亀製麺のうどんの味はきっと忘れません笑















25週4日






糖負荷試験を終えた私は急いで産科に向かいました




この一週間ずっと調べていたのはTTTS

双胎間輸血症候群のこと





予防策も無く、診断されてしまったら転院して手術

それも妊娠中のお腹にカメラを入れて血管を焼き切るという特殊な手術を受けるほかに双子を助ける手段が無いと言う恐ろしいものです




小さい子の方にばかり目が行きがちですがTTTSを発症してしまった場合大きい方の子にも血圧の問題が出たりと2人とも危ないのだそうです



また手術の適応は26週未満となっており、この時既に25週となっていた私は26週を過ぎてしまった場合どうなるんだろう…と言う不安もありました






診察室に入ると1週間ぶりのエコーが始まりました



この頃先生は胎児の大きさだけでなく臍の緒の血流や羊水深度など念入りに診てくださっていて、毎回胎児ドックを受けているかのようでした




この日の体重は

長女 570g

次女 800g



次女が1週間で100g以上増えているのに対し長女は40gほど


明らかに差が開いていました





それでもエコーの画面上で2人は先生を少し困らせてしまうぐらい元気に動いていて、それだけが救いでした





長女の羊水の量は前回に比べ減ってはいないが増えてもいない


測る場所によるが2cmほどとのことでした





また、何故か2人とも右に寄っていて


右に長女、左に次女


と言う配置が


右端に長女、真ん中に次女


と言う感じになっていました





先生はこの位置関係は特に心配するものではないとおっしゃっていましたが、ただでさえ小さい長女が圧迫されないかと気になっていました



余談ですが家で寝る時に私の右側に夫が寝ていたので、夫は

「俺の方寄ってきてる」

と、ちょっと嬉しそうでした…笑






体重と羊水量の差について先生は


原因として考えられるのは臍の緒の位置

次女の臍の緒が胎盤の真ん中から出ているのに対し長女の臍の緒が胎盤の端の方についてしまっている可能性がある


これは産まれたあと胎盤を検査しないとわからない


TTTSの手術を受ける必要は無いが今後も慎重に見て行きたい



とのことで



入院はまだしなくていいが今後週2回検診に来て欲しい


と1週間に2回の通院が決まりました







これを書いている現在、双子は無事産まれているので胎盤を検査してもらった結果を先に書いてしまうと先生の読みは正解でした



実際に長女の臍の緒は胎盤の端の方に付いており、臍の緒自体も次女に比べ少し細かったそうです


TTTSのように2人が血管を共有していることは無かったようです





こうして3〜4日おきに病院へ通う生活が決まりました


検診を終え、お腹がぺこぺこの私ですがこの日はまだ助産師外来が控えていました…