自転車による交通違反への反則金制度(青切符)の導入を柱とする道路交通法改正案3月5日、閣議決定されました。車が自転車を追い抜く際に安全な速度で走行する義務も新設されるそうです。改正案は今の通常国会に提出され、成立すれば2026年までに実施とのこと。




自転車の交通ルール違反が目立つ事により反則金導入で取り締まりの強化する事にはやむを得ない事態だと思いますが、自転車の交通ルールを守らせるには交通違反への取り締まりだけでいいのでしょうか。

そもそも自転車が交通違反を犯してしまう事が多いのは、自転車は無免許で誰でも乗れる事により自転車の交通ルールを学ぶ機会が全くないのです。




学校や自治体で自転車の交通安全を教える事はたまにありますが、殆どの自転車乗りの人々は自転車の交通ルールを知らずに乗っています。そして交通ルールを知らないということは、自己都合で自転車を走行させてしまっている現状があります。


例えば自転車の信号なのですが、自転車は軽車両という事もあり原則として車道を通行する事になってるので、本来は車用の信号に従わなくてはならないのです。


ところがその事に自転車乗りにイマイチ周知されてないようで、歩行者用信号に従ってる人々が多いのが現状です。

そうなると何が起こってるのかと言うと、歩行者信号がある横断歩道で車道の信号が赤で歩行者が横断歩道を渡ってるにも関わらず、車道の信号無視をして横断中の歩行者の間をぬって走り抜ける自転車が後を経ちません。

歩行者の狭い隙間を自転車に走り抜けられたら接触の危険性が発生しますし、当たってなくても歩行者側からしたら危なくてたまったもんじゃありません。




スクランブル交差点にしても、車道の信号が赤で歩行者の信号が全て青で人が沢山渡ってるのに、そこでも自転車は乗ったまま歩行者の狭い隙間を抜けようとします。

スクランブル交差点を抜けたかったら、自転車を降りて転がせなくてはならないのです。




信号が無い横断歩道でも自転車は乗ったままではなくて降りて車が停止してくれるのを待ちます。

自転車が乗ったまま横断歩道を渡ろうとしても、車には歩行者とは違い停止する義務は無くなります。


こういった自転車なりの交通ルールを大して把握せずに多くの自転車乗りが町中に溢れかえっています。

自転車違反キップ制度を導入し取り締まりを強化しても、果たして違反者・自転車事故が減るかどうか疑問に思います。


それよりも違反して制圧する事よりも、もっと自転車安全講習のようなものを自転車乗りに任意‥‥‥‥‥いやもっと強制に近いような講習を受けされる事をしてもいいのではないかと思います。


少なくても違反キップを切られた自転車乗りは、ただ罰金を払うだけではなしに、自転車交通ルールを覚えさせれる車と同じような違反講習導入も視野に入れる事も一つの手だと思ってます。


それによりクレーム等を来るかもしれませんが、安全な自転車走行をもっと増やす為にはそういった決断力を公安委員会もするべきに来てるのではないでしょうか。


例え違反した時に安全講習じゃないにしても、自転車を購入する時に自転車安全講習を学ぶ事で自転車本体の割引なと、講習受ける事で何らかの恩恵を受けるという選択肢もあってもいいかもしれませんね。


とにかくどんな形であれ、自転車の交通ルールを学ばさせるという方向性を公安委員会の方で検討事案に入れていただければなと思います。