〜自分の体に意識を向けて、幅広く体を感じること〜
前回、「思い」についてお伝えしてきました。
思いは「単なる思い」でありますが、
体の内側にある思いが基になり、
体の外側にその思いの影響が出る事があります。
逆も然りです。
内側と外側は
密接に繋がっているのですね。
その相互の影響を受け、
その都度心が自動的に反応しているのならば
私達は常に体と心の変化に脅かされるでしょう。
肉体や気持ちの変化に
脅かされる事なく、
どんな事が起こっても不動の、
安定した「軸」が持てれば
私達の日常も安定して
穏やかなものになるでしょう。
そのために大切な事は
何らかの基準に合わせて自分の体を判断するのを止めて
自分の体に意識を向けていく事が
大切です。
私達は物心ついた頃から、
自己の劣等感・嫌悪感が生まれます。
理想的な顔、体のイメージに自分が当てはまらないと嘆く。
「あの人のようになりたい‥」と思うものです。
体の外見が大切で
自分の体に満足出来ない。。
それはつい他と自分を比べてしまい
体に対する嫌悪感や不安感がある状態なんです。
何故こんな事が起こるのでしょう?
私達はつい人と比較してしまうからです。
比較する事で自分という存在を認め、
優位に立とうとしてしまいがちです。
これが「無知」なのです。
自分の体に感じている嫌悪感・不快感は、
ある一つの限られた見方でしか自分の体を見ていない
という事から生まれています。
だからこそ、体を幅広い視野で見て、
感じる事が大切です。
そうすれば体に対する考え方も幅広くなるのです。
ここで『ボディースキャン』という方法を用います。
ボディースキャンとは
自分が注意を集中している体の本当の感覚を感じ取り、
その場所に、その体の中に意識を留めようとする方法です。
体の緊張を取ろうとする時にストレッチする、適度に動かすなどの方法もありますが、
このボディースキャンはもっと静的で、かつ内的です。
呼吸と共に、下半身から上半身、そして頭頂まで
体の各部位に意識を向けていく方法です。
全身の各部位一つ一つの場所で感じ取った感覚、思い、様々なイメージは全て解放していきます。
実際に行ってみると、最初は体の緊張が強いことや、違和感を感じます。
しかしそこで起こった反応
(例えば、足を動かしたい・違和感を感じるから姿勢を変えたいなど)に抵抗して、
しばらくその場に留まります。
ただ観察すること。
各部位の緊張を悪者だと捉えない。
受け入れます。
ただ、その体と共に在るのです。
しばらくすると
体全体が一つになった感覚が生まれ
空気が全身の周りを流れる
そんなイメージが生まれます。
その時、緊張は緩み、心は穏やかになっています。
これは
瞑想の準備段階としても、
とても高い効果が期待出来る練習です。
外側に向いた感覚器官を
内側に向けていく事が
瞑想の準備となるのですが、
これはヨーガ・スートラ第2章54節でいう『プラティヤハーラ』‥感覚制御
の事を指します。
感覚の奴隷とならず
常に感覚を扱う主人であるように。
それは道具である感覚を収め、
引きずられないように、
心を強く持って意志で定めておく事が
大切だと説きます。
この感覚制御を練習していると
体や、それに反応する心の変化にも適応出来る力が身に付きます。
何らかの基準に合わせて自分の体を判断するのを止めて
自分の体に意識を向けていけば
普段無意識に行っている
歩く動作、座る動作、物を取る動作など
当たり前の事が出来る事の素晴らしさ
感謝の気持ちも芽生えるでしょう😊
今日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございます😊🙏
