夜明けの道しるべ

夜明けの道しるべ

日常で感じたこと・思ったことを載せています。

たまに詩を載せていたりするので
見ていただけたら幸いです。

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動かせば隙間が開く
風が吹き抜けるような痛み
水が流れればうずく
寒さに耐えるような痛み

穢れを振り払うようにしても
赤色の痛みは消えていかない
ただ纏わりつくようにいつまでも
何かの壁を埋めている

いつかは消える痛みに今は耐えて
そして気がついた頃に消える痛み
傷は跡形もなく無くなった
ただ痛いと言う感触だけ残っている

まるでいつか背負った傷を思い出すように
いつの間にか消えた苦しみを忘れるように
皹は出来ては消えていく
 
プライベートな空間に何もない
空だから心地よい
誰からも干渉されない
私だけのエリア

建前だけの付き合いも
ここにはないんだ
独りぼっちという対価を払って
私は今日が終わればこもる
このエリアに孤独はないから

疲れたからは理由じゃない
一人でいるのは嫌じゃないだけ
友達とおしゃべりするのは好き
お出掛けにはよく行く方だ

充実の中にある穴を埋めるため
私はここにこもる
寂しくない 空しくない
強がりではなくごく自然な
独りよがりのためのこと
 
雨音が止んだ後
次に聞こえるのはいつも声
木の壁の向う側
コンクリートの森の中で
声はただこだまする

明かりを消して目を瞑る
ガラス越しに聞こえてきたのは
いくつもの静寂の声

いつもどこかで耳にした
暗闇の中にただ響く
まぶたの裏に
不鮮明に写り出された夜
まだ眠くはないけれど
もう闇をさ迷おう

声は音にそして線に
無は形になり色彩を作る
きっと明日の朝には覚えていない
僕らはそれを夢と呼ぶ