ママのポエム---mama poem

ママのポエム---mama poem

子どもを育てる毎日は、

さまざまな感情との出会いの日々--------------

子育て真っ最中、ことりそらによるママポエム。

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花を買ったのに


誰も誉めてくれない


馬鹿みたいに 浮かれた花


場違い




わたしがここへ持ってくる前は


喜びのかたまりだったのに


かわいそうに


こんなわたしに買われた為に


こんな不幸な姿になって



あの花屋の人の笑顔も


他の花の華やかさも


これを見た瞬間の自分も


今は馬鹿げた夢のようだ



ただ


ここで時ばかり重ねて


死へ 近づいていくこの花が



頼みもしないのに


開き切って・・・



まだ早いよ

食卓で


ふと ぶつかった 皮フと皮フは


ほんの1センチ四方の


手の甲に浮き出た骨のところ




それでも熱い体温は


電気に触れたショックのように


強い力で刻印となる




私は思わずその部分を


テーブルの角になすりつけた




その体温に はじかれた自分が


その瞬間に 抱いた感情は


おざおましさなのか


愛しさなのか




すっかり片付けられたテーブルで


思い返してみても


今となっては 分からない




ただ



もう何ヶ月も触れていないあの手のひらの


ほんの1センチ四方から伝わる体温は


それを愛していたころと


全く変わらない熱さだった

 

からっぽのベビーカー


からからと押して帰る



きみの幼い歩幅に合わせて


きみのはじける好奇心がおもむくままのリズムで


止まったり


進んだり



はやる心はおしこめて


きみのとなりを押して歩く


からっぽのベビーカー



その軽さは



歩きはじめたきみがいま


自由を手に入れたよろこびと



歩きはじめたきみがもう


ここにのらない さみしさが




空に向かってしみだした


わたしの心の



からっぽさと同じ