今回はzivoのエンドラーズブリーダー2トップの一角、かーぷさんに選別や飼育環境について伺いました。










はじめましてかーぷです
Twitterではのぉん@carpboya22になります
よろしくお願いします。





今回はzivoさんから依頼がありまして、自分なりの飼育方法と選別について最近変化してきたグリーンチェストを写真をみながら書いてみたいと思います。










飼育本数はエンドラーズ22本
オレンジライン1本、カウディマキュラータス1本、めだか40〜50本になります。



飼育方法ですが投げ込みフィルターにこなれた砂利の簡単なセッティングです。










水換えは3週間に1回の丸洗いになります。







餌は某有名グッピーブリーダーさん配合の
粉餌2種と殻なしブラインを使用しています。


ちなみに生きブラインは使ったことがないです
まあだから数が作れないのかもしれませんが、
水の汚れも少ないので水換え間隔が延ばせてると思います。









選別ですが、メスが結構重要だと考えてるので若いうちも大きくなってからも背曲がりやお腹がぺちゃんこになるのを弾きます。


理想は背骨がまっすぐで泳ぎが速いのがいいメスだと思います。


理想は悪いのを抜くのではなく、いい方から選んで数匹残せればいいのですが勿体なくてなかなかそこまでばっさりはいけません。



全体的に稚魚、若魚、親魚がバランスよくいる状態を作り上げれるのがいいと思います。






オスはそんなに厳しくはやっていません。
まず奇形と育ちのわるい細いのを抜いて自分の気に入っているパターンを中心にそのバリエーションの持つイメージ、例えばグリーンなんちゃらならグリーン強い個体も同時に残していきます。



イメージと離れていってしまった場合は思い切って近いものだけ残す時もあります。









クマナグリーンチェストの最初に来た個体はこんな感じでした。




飼育していくうちに出てきた自分の気に入ってるメラニンの入ったのがこんな感じです。






こんな感じのを中心に選別していってメラニンが無くグリーンだけのをなるべく抜いていきました。









2014年にイタリアからきてますので7年ぐらい経過して現在はメラニンバリバリの個体になってきたのがこんな感じです。









メラニンって実は撮影も難しく落ち着いてる時じゃないと見えないんです。





カメラで追うだけで薄れていきます。






撮影水槽に掬ってみるともう同じ魚に
見えませんね。
でも全部同じ魚なんですよ!
面白いですよね!!




もちろん好みで自分はギラギラグリーンが好きだって言う人はメラニンを抜いていけばグリーンになっていきます。







同じバリエーションでも飼育者が違えば特徴も変わりますので、そんな好みにしていけるのもエンドラーズの素晴らしさであり楽しみ方だと思います。








かーぷさん、ありがとうございました!!


いかがでしたか?
ブリーダーさんの飼育方法や選別が気になるとのご意見がいくつか来ていたので、今回はお忙しい中、文章と写真をお願いしました。
私も色々と勉強になりました。

是非こだわりのzivoブリードエンドラーズをショップさんで探してみて下さい。


さて、長らく放置してしまったブログ 笑




まぁ、窃盗事件絡みで色々と忙しかったのもありますが気を取り直していきましょう‼︎





本日長くお付き合い頂いているお客様とお話ししていて書いておこうと思った訳です。




良いブリーダーの条件。




それは勿論色々なご意見あるでしょうし、個々の感覚的な物に口出しする気はないんです。




私が色々とお付き合いさせて頂いているブリーダーさん達をみていると、皆さん共通の特殊能力があるんです。


その辺のお話を。









まず、ブリーダーさんを目指す方にご理解頂きたいのはお金の話。


コレはもう芸術家と同じで、なんの種類のブリードをしているかではなく、どんな生き物を仕上げてくるか。なんです。




当然だれでも凄いと思う生体を殖やせば売れると思いますが、要するに需要をどの程度理解していて、どの程度の再現性があるのか。これが重要です。




そして意外と理解されていないのがグレードの問題です。







あまり良い表現ではないですが、Sクラスから始まってABCとグレードは下がっていきます。





その評価基準に関しては売り手と買い手の総合判断となるのですが、良いブリーダーさんはコレを作り分けます。





SAのグレードを作れるブリーダーさんは実はいっぱいいます。




同じようにBCを作れるブリーダーさんもいっぱいいます。




ただし、SABを作り分けて出せるブリーダーさんは非常に少ないのです。






グッピーなんかが分かりやすいと思います。



ペアで2万円するグッピーを作れるブリーダーさんで、ペア2千円で売れる魚もリリースできるってのが実は超凄い事なんです。





市場に出す場合、2万円のグッピーより2千円のグッピーの方が多く売れるのは分かると思います。




イベントや通販で常に価格競争している事からもよく分かると思います。



世間の人は実は2千円のグッピーで十分だと言う方が多いのです。



ただ、それだけだとダメで、結局2万円のグッピーの存在があるから2千円のグッピーが売れている訳です。






エンドラーズなんかでもそれは言えて、私のリリースしているエンドラーズは高いという事を宣伝文句に安売りしている業者の方がいらっしゃいます。



それは実は私の目論見通りで、そうやって安いエンドラーズという分野を広く提供している訳です。





まぁ、ご本人様方はご理解できないと思いますが。





爬虫類でも分かりやすい事例はあって、ボブ・クラークもロン・トレンパーもスティーブ・サイクスもみんなグレード分けしてリリースする事で価値を上げてきた分けです。






で、ここまでご理解いただいた上で特殊能力案件です。



色々と特殊能力があるのですが、その中から1つ。










実は良いブリーダーさんはみなさん、種類を問わず餌を食わせるのがめちゃくちゃ上手いです。








これ、ちょっと誤解されやすいと思うのですが、太っているんではなく大きいんです。






トカゲでもヤモリでも蛇でもカメでも魚でも鳥でも小動物でもとにかく餌を食わせる能力って大事で、良いブリーダーさんは必ず食わせ方が上手いです。




グッピーでも遺伝の事を理解しているなんてのは私が言うまでもない事で、そんな事よりも餌の食わせ方が全員異次元です。





デカイという事は、産卵、出産においても有利なことが多く、例えば多産。


例えばベビーサイズ。



こればっかりは一朝一夕では出来ない事で、この辺を総合判断すると売れているブリーダーさんの魚はやはり大きいです。




売れていると言うのはどう言うことかと言うと、ウチからのリリース情報で問屋さんが仕入れて下さる量や売買成立までのスピード感です。



これは目に見えるので偽れない部分だと思います。





もし今後ブリーダーを目指そうという方がおられるのであれば、是非その辺の能力をアップさせて下さい。

きっと人気の生体を作れるはずです。










ついでに宣伝を


本日株式会社リオさんにエンドラーズのラグナデパトス・エメラルドグリーンとオレンジレースコブララウンドテールをリリースしております。










今回の2種は違うブリーダーさんからの魚なのですが、凄く良い魚なのでショップの皆さん。是非仕入れのご検討をよろしくお願い致します‼︎

Aquarium Time







仙台に313日めでたくグランドオープンするアクアリウム専門店です。




東京の有名店で修行を積んだ佐々木氏がオーナーのショップです。



楽天のスタジアムからも近い好立地で、本格的な水草レイアウトが見れる事と思います。






また当方の生体も取り扱い頂いております。

勿論エンドラーズもラグナデパトスの2006を納品済みなので、東北地方にお住まいの原種卵胎生メダカファンの皆様も直に直系を見れるチャンスです。








生体の取り扱いも水草から熱帯魚、金魚まで素敵な生体が並んでいるはずです。



コレからも佐々木氏と連携しながら全面バックアップできるように体制を整えようと思っております。






営業時間は12時から20

定休日は火曜日だそうです。




近隣にコインパークもあるそうで、一定金額を購入すれば駐車場代の一部を負担してくれるようです。




是非仙台に限らず東北地方にお住まいのアクアリストの皆様。Aquarium  Timeさんにお買い物に行ってみて下さい。



https://www.aquariumtime.info/pages/3876849/introduction




エルティグレ







2011年ベネズエラのコンパーマで採集されたワイルドからの直系です。




採集者はPhilippe  voisin




彼は2008年に初めてベネズエラに行って、その後11.12.13年に行っているそうで、2011年の採集の中にいたのがエル ティグレという事になります。





名前については言及しないでおこうと思います。




町の名前から付いた説。




川の名前からついた説。



その他あるので、ちょっと断言できないなと思っています。






町の名前から来ているのであれば、それも納得できます。



川の名前から来ているなら、リオ オロのようにリオ ティグレではないのが気になります。




エル ティグレの町のすぐ脇をティグレ川が流れているので、何とも...





それ以外にもサッカーコロンビア代表のファルカオのニックネームがエル ティグレ。


虎という意味らしいと聞いたので、もしかしたら独特なカラーパターンから虎をイメージしたとしても不思議ではない。


色々と背景などを考えるのも楽しいですよね‼︎












さて、ちょっと話が脱線してしまいましたが、元に戻しましょう。





日本に雌雄揃って初上陸したのは2014年の6月末ごろだったそうで、2匹、1匹からのスタートとなっております。

恐らくその1回以外に直系の雌雄揃ったエル ティグレは入荷していないはずです。







私は残念ながら直接見れなかったので、その時の写真をブリーダーのkazunari氏にお借りしました。








この写真の状態で着後すぐ〜1ヶ月程度だそうで、いかに小さな魚だったのかよく分かります。





当初は雌雄判別やっとの個体が来たそうで、そこから繋いだというのが素晴らしいです。




シンプルですが、形質を保ったまま維持するというのは偶然では絶対にできません。




魚を観察し、そして殖やし、それを維持する。

2021年で7年目に突入という事になります。







最初の3匹から7年維持する。

コレは魚でなくても昆虫でも鳥でも例えばハムスターでも難しい事です。





特にエンドラーズのようにサイクルの早い生体は一瞬の気の緩みが文字通り命取りになります。


取り返しのつかないミスをしないように維持する事は本当に難しいのです。







人気のある改良種が楽だとは微塵も思いませんが、原種や改良品種でもビンテージ系統の難しさは新しい血の導入が非常に難しい点にあります。



そして今回のように個人採集がスタートだと、それはさらに難しくなります。






さて、サラッと問題発言をしている事にお気付きでしょうか⁇






そうです。直系の雌雄揃っての輸入は恐らく1回限りなのです。






???って思った方。

そうです。



要するに、残念ですが日本で...いや、世界中で出回っているこの系統はほぼほぼ全てアクアリウムストレイン(当方では、水槽内で産地、年号を無視した交配をしている系統の時にこの表記をしています。)という事です。




ヨーロッパ便だから直系だという事はありません。むしろティグレに関してエンドラーズの【産地、年号ハイブリッド】を始めたのはヨーロッパなので...





ティグレのハイブリッドには実は2パターンあります。





先ずはオスはティグレ、メスが他系統のエンドラーズのメスの中から背鰭の黒いものを選んでかけた系統。



↑直系メスは背鰭が黒くなりません。




特徴としては当然ですがエンドラーズ同士の【産地ハイブリッド】なので、エンドラーズの見た目をしていますが、オスの体型は菱形寄りで、メスの背鰭に黒が入ります。


このタイプは、採集者がオスしか流通させていなかった事が原因で、更にはご本人が背鰭の黒いメスとかければ良いと言ってしまっていた事による影響もあるようです。



ヨーロッパ便のほぼ全てがこのパターンですね‼︎



当然ヨーロッパから入れているアジア各国も同じです。



恐らく今後は背鰭の黒いメスを排除する方向で誤魔化す残念な業者も出てくるでしょう。


雄の体型やバラツキを見ながら見極めていく事になると思います。



↑直系は菱形にはならない。



もう1つはそれらを元に更にグッピーとかけたもはやエンドラーズでもない魚。



原種に拘る方は、こちらはもはや無視で良いと思います。



色も薄く、雌雄ともに大きなサイズで大量の稚魚を産むので、見れば分かると思います。



同じ現象はシルバラド、ブルースターでも起こっており、この辺のエンドラーズは本物を探すのが非常に困難です。





あ。原種っていうと色々と言われる方がおられますね。




私の思う原種とは。(同産地の)同種の雌雄を累代しているもの及び、ワイルドで来たそのものです。



例えばティグレと他のエンドラーズの交配系統も私は原種として紹介していません。




自然界で絶対に起こらない交配は原種で良いのか⁇って事です。




人為的に他産地の個体を交配する事は既に品種改良です。



同じ産地の累代品から選抜するのとは話が違います。






逆に水槽内でブリードした系統を、人間が関わった段階で原種とは認めたくない方もおられると思いますが、それを言い出すと、そもそもその方の言うワイルドは絶対に大丈夫なのかという大問題があると思います。






グッピーの正確な原産地がどこなのか意見が分かれているのもこの辺の問題が関わっています。




揚げ足を取って知ったように話す事も楽しいでしょうが、要は長期維持できているかって話です。






新しいものを入れるのも楽しいですが、ネオンテトラもエンゼルフィッシュもグッピーもコリドラスもどこかで誰かが累代してくれているから、安価で安定供給されているのです。





キチンとこだわりを持って楽しめなきゃ始まらないのが系統維持という趣味なんだと思います。





もしも維持するのが嫌だなぁ。大変だなぁと思うなら、その個体の生涯が終わるまでキッチリ飼うのも楽しみ方としては全然アリだと思います。






原種でも絶対に繁殖させて系統維持しなければならない訳ではないので、普通に鑑賞魚として楽しむのも勿論アリです。





ただし、キチンと管理して系統維持したもの以外はオークションなどで流通させるのは避けるべきです。




愛好家だから細かい事気にしなくて良いよね⁇安く出すね♪って出品が悪徳業者に利用され、結果として趣味を楽しみたい一般のアクアリストが偽物や粗悪品をつかまされる被害を受けています。



この件に関してはまた報告します。




ティグレは本当にキチンとした系統の流通が少ないので、zivo便を見かけた際は是非目に焼き付けていただけたらと思います。





さぁ、世界的な人気バリエーションのEl Tigre直系を是非楽しんで下さい。




直系が普通に手に入るのが日本の凄さです。




直系は微妙な個体差もあって、なかなか奥が深いと思いますよ‼︎





今日は横浜にある野毛山動物園の紹介です。

とは言っても、当方が何かさせて頂いているわけではないので、勝手な紹介なのですが 笑





この野毛山動物園、何と入園料が無料という恐るべき動物園なのですが、展示内容は本当に素晴らしく、特に私個人としては何と言っても爬虫類コーナーです。




入り口から入って直ぐ右の水鳥のケージでトキの仲間やヘラサギを観察。

ショウジョウトキの見事な体色とブロンズトキの渋い魅力が非常に好きです。








少し進むと右手にレッサーパンダのコーナーがあります。



そのレッサーパンダを少しの間観察し、斜め右にチンパンジー舎があります。





チンパンジー一家のお食事タイムも大変な見所で、更には飼育員さんが色々と説明してくれたりと非常に濃い時間を過ごせます。







そしていよいよその先にあるのが



『は虫類館。』



規模は巨大とは言えませんが、

ここの『は虫類館』が本当に凄い。





入っていきなり国の天然記念物。リュウキュウヤマガメがいます。


ココでキープされている個体は2012年に摘発、保護された個体だそうで。


何と2年後の2014年には繁殖にも成功されています。

コレは沖縄県以外では初めての快挙という事です。




種ごとのケージサイズも非常にゆったり確保してあり参考になると思います。

その先にはグリーンイグアナ等もいるのですが、は虫類好きならたまらないのがまた出てきます。



今度はハミルトンガメ。







他にもヘサキリクガメ、インドホシガメ、キバラクモノスガメ、ホウシャガメ、エジプトリクガメ等のCITES1類軍団が続々とお出迎えしてくれます。








個人的には最も好きなワニ。インドガビアルが観れるのもすごく楽しいのですが、さて、ココからが野毛山さんの凄いところ。




先程サラッとリュウキュウヤマガメの繁殖に触れましたが何と私が見学に行った時はホウシャガメ、インドホシガメ、ヘサキリクガメキバラクモノスガメの野毛山動物園CBが展示されていました。



これって本当に凄い事で、常設の超希少種をサラリと繁殖させてしまう凄さ、(しかもいつ行っても新たに繁殖したベビーが見られます。)多摩動物園の昆虫館と並び称されるべきだと思います。






水族館や動物園で生き物を展示してお金を取るのはどうのこうのとチャチャ入れてくる方がいらっしゃいますが、こうやって1種類でも1頭でも殖やせると言うのは本当に凄い能力です。




野毛山動物園では12の繁殖賞を取っていて、その内4種がカメ(エジプトリクガメ、インドセタカガメ、ハミルトンガメ、エミスムツアシガメ)というのも頷けます。





入園料が8000円くらいする『夢の国』なんてペア揃ってるのにマウスもアヒルも殖やしてません。(冗談です。 笑)


一般家庭で飼育者以外に見られる事がないケースの何倍も難しいのが展示しながらの繁殖です。

休みの日のは子供の硝子ガンガン攻撃や奇声攻撃が止まない中、それでも繁殖させるのは私からしたらほぼ神の領域です。

しかも世界的にも絶滅が心配されている種類ばかり。




本当に勉強になる事が多い野毛山動物園。

是非皆様も見学に行ってみては如何でしょうか⁇


あ。因みに私は募金箱に2000円。飲食等に3000円の合計5000円ほど落としてまいりました 笑




はい‼︎今日は選別の話です‼︎


コレで読む気失せた方が多くいらっしゃるでしょうね...




でも超大事なんです。選別。




コレはもうゲンシャー、カイリョウヒンシャー問わず(古っ!!!)絶対に必要なスキルです!





ブリードが目的なら特に大事です。

販売目的のブリーダー目指すなら最低限のスキルですよ‼︎







一般的に選別っていうと植物は関係ないって顔される事が多いのですが、植物でも勿論必要です。







選別って言うと、必ず聞かれるのが『殺すの⁇』ってフレーズ。




まぁ、残念ながらそう言う場合もありますけど、趣味で飼う場合は別に繁殖に参加させない形で生かせば良いんではないかと思います。





原種、改良品種共にその種の特徴を理解していないと選別できません。





例えばヨーロッパの人間にチョコチョコ馬鹿にされるグッピーのアジアンジーン。



つまり吻から肩にかけての異常。これも本当は直さなければならないでしょう。





日本メダカも同じように、上見だけでは無く横見に対応できる選別は必須ですが、コレをキチンとしているブリーダーさんはグッピーと比べるとほぼいないに等しいくらい稀です。

この程度の変形でも見逃せば衰退の一途を辿るのです。





SNSでもヤフオクでもショップでも脊椎異常が非常に多く見られます。





脊椎異常がある場合の多くで、内側も無理をしています。



つまり、臓器への負担があるという事で、それは寿命や繁殖結果に直結します。





早く改善されるべきですし、そこに注意しているブリーダーさんはもっともっと評価されるべきです。









最近では多少まともになってきていますが、ボールパイソンのスパイダーやレオパのエニグマの神経障害。


レトリバーの股関節の異常などももう少しどうにかしないといけない案件です。



こういう異常は本当はわかっているブリーダーやマニアの方も多くいらっしゃいます。


でも最初からどうにもならないと諦めている方が多いのです。





誰かが始めなければそのバリエーションは失われてしまうという事も多いので、手をつけないければいけない時期に来ていると言えます。





三角尾鰭のグッピーは選別が大変そうだからエンドラーズやろうかな⁇





ってフレーズもよく聞きますが、野生種でも当然選別は必要です。




まぁ、残念な事に殆どの国内流通エンドラーズはグッピーとのハイブリッド、つまり雑種ですけど...


一部の真面目なブリーダー及びショップからの入手以外はハイブリッドと思って差し支えないでしょう。











脊椎やヒレの異常、鱗の乱れや体の傾き。色々と見なければならないポイントはあります。



例えば脊椎異常も先天的なのか後天的なのかでだいぶ意味合いが変わってしまいます。



後天的なヒレの欠損のように鑑賞上欠点だったとしても、繁殖させる上では問題ないものもあります。



ニモのように先天的な場合は種親には不向きでしょう。





細かい選別ポイントが各生物毎にあって、その全ては理解されていません。


本にもネットにも100%の情報はないので、その辺はセンスという事になると思います。


センスとはつまり知識であり、思考であると思っているので、要は本当に好きかって話になりますね。





アピスト、ベタ、卵生メダカなど、繁殖を楽しまれている方の多い種類も是非キチンとした選別、心掛けてみて下さい。



種類によっては1年ほどでも全く違う魚になっているはずです。



兎にも角にも先ずは種親選びからですね💡

選別の第一歩はそこからです。


問屋さんの社長さんから許可を頂きましたので、お知らせです。







当方の販売する魚。大卸先の1つが東京杉並区高円寺の株式会社リオさんです。



先日のグッピーもリオさんにお出ししました。







リオさんと言えば昔から魚の扱いと知識の面で非常に高く評価されている老舗です。




状態の変化にもキチンと対応してくださるので、安心して仕入れる事ができると思います。







ショップの皆様。是非当方のハイグレード国産グッピーの仕入れをご検討頂ければと思います。



納品に伺った時には、まだ若干オレンジラインも残っていたので是非‼︎








因みに当方の魚ではないのですが、国産のヒパンキの凄く綺麗な個体も多くストック、販売されていましたよ。



思わず買ってしまいました♪



各卸問屋に先駆けて、いち早く自社ブリード以外の国産ブリード生体に力を入れていらっしゃいます。








今後も色々と面白い国産生態が入荷すると思いますよ。




リオさん、コレからもよろしくお願いいたします。






さて、今週は大手観賞魚問屋さんにグッピーをリリースしますよー。



それもスペシャルなブリーダーさん達の国産グッピーです。



ドイツイエロー、アンモライトモザイク、フルレッドタキシード、マーブルキングコブラ等々、超オススメばかりです‼️




ドイツイエローはもう色の厚みが全然違います。これでも最高グレードでは無く、なんならリーズナブルなグレードという恐ろしさ。







アンモライトモザイクはボディも勿論良いのですが、尾鰭の尾筒付近の緑がまた素晴らしいです。









フルレッドタキシードは横見も極上ですが、上見にも対応できる素晴らしい個体ばかり。









マーブルコングコブラはコレで暫くブリードに回ってしまうのでお早めにどうぞ。  




ドイツはもういつでもハイグレードなドイツを出して頂いているスペシャリスト。

モザイクもモザイクと言えばこの方‼️みないな大御所です。

特別にご協力頂いているので、価格はリーズナブルですが凄いです。


もしグッピー好きな方がこのブログを見ていらっしゃったら、すぐに近くのショップさんにzivoリリースの国産グッピーをご注文下さい。

問屋さんでも直ぐに売り切れてしまいます。お早めにどうぞ




問屋さんにリリースする事で、北海道から沖縄まで全てのショップさんが等しくオーダーできるようにしております。

是非この機会に日本屈指のブリーダーさんの魚を直接見て下さい‼️


良い個体はグッピーに限らず、可能な限り直接見て選んで頂きたいです。

時々聞かれるのが、良い店の選び方教えて下さい。ってやつなんですが。



私なりのオススメショップの探し方をお教えします。








まずは生き物が好きな人が店主もしくはメインスタッフである事。




これは大事です。




私は業界歴がそこそこ長いので(24年ほど)、見分ける方法をいくつか知っています。




先ずはラインナップが流行だけを追いかけていない。




これは大事です。例えば爬虫類ならボール、ニシアフしか置きません。的なところは正直最近マニアになった人率が異常に高いです。




この趣味、経験値がモノを言う場面は少なくありません。



 

昔からの爬虫類マニアなら亀は外せません。特に水亀。



水亀のいない爬虫類屋は要注意です。

爬虫類の基本は水亀です。




熱帯魚なら1番厄介なのが新着に固執する店と、ウィキペディア丸覚えみたいな店主のところは正直多分魚あんまり詳しくないです。




一見詳しそうの見えますが、そう見せるのが上手いだけです。




新着という事は、誰も知らないに等しいのです。

適当に喋ってもボロが出にくいのです。




本当に詳しい店ほど情報を軽くくれません。本やネットに無い生きている情報を持っている店は必ず何処か尖ってます。




人気ない種類だけど、やたらとバリエーションがある店なんかは要チェックです。








水草大好きですとか言って珍水草扱ってないような店もまた量産型です。



量産型は知識的にもネットでカバーできる程度しか知らない事が多いので、いざという時に役に立ちません。




そんな店のスタッフは必ずこう言います。





ウチはレイアウトに使える水草しか置かないから♪







流行に関係なく一途に何かを愛し続ける店主の店を選びましょう。

絶対に助けてくれます。





店で生産している。これも大事です。

本当に好きな店主なら店でブリード、栽培をしています。

絶対にしています。



好きな生き物なら殖やしたくなるのが人情です。



絶対に店内で繁殖や増殖をしています。






それがアロワナでもグッピーでもエビでもプレコでもエキノでもクリプトでも絶対に殖やしています。勝手に殖えたんじゃ無くて、常に殖やしてます。



殖やす域まで達しているだけで、実はほぼ能力者に近いスキルの持ち主です。






家で自分だけの管理で殖やすのの10倍くらい大変なのが、不特定多数が出入りするショップという環境で繁殖や維持ができる能力です。

コレを継続している店は確実にレベルが数段上です。







あんまり理解されていないのですが、実は新着を仕入れるよりも、うん十年維持している生き物を販売する方が100倍くらい大変です。



私の最長が2002年スタートのエンドラーズで、その次が2004年スタートのソードテールです。



エンドラーズで20年目。


ソードテールで18年目です。



これだけ長い時間同じ系統を飼っているわけで詳しくない方があり得ないと思いませんか⁇

少なくとも普通の飼育者がぶち当たる壁なんて全て乗り越えています。



あまり理解されていないのですが、学術的な情報や知識よりも、飼育、栽培におけるノウハウの方が100倍ありがたいです。



それが生きている情報ってもんです。それを持っているショップを探しましょう。





なんでも知ってる風の店は、大抵何も知りません。

本当に知っている店ほど謙虚に接客しています。




◯◯の事ならなんでも知ってるというショップは本当は何も知りません。

自分が知らないという事にすら気付けないという事です。





日本一美味い‼️とかいうラーメン屋が普通のラーメンしか出さないのと同じです。

本当に美味い店は自分から美味い店とは言わないもんです。





相談した時に必ず1つはヒントをくれる店。



これは超良い店です。




真剣に接客してくれている証拠ですし、なによりもお客さんの為に必死に考えてくれるというのは大事です。





この辺を気にするだけでもきっと良い店に出会えます。



スペシャルなショップさんで常連になれば、ペットに関する悩みの大半はショップさんが解決してくれます。



是非オンリーワンのショップ探し。してみて下さい。








因みに、私のお気に入りのお店のうち2店は既に閉店してしまっています。






1つ目は板橋の超名店『めだか館パート1』さん。

世界的にも超有名なグッピーマンである筒井良樹氏の店ですね。

私なんぞが語るのもおこがましい名店中の名店です。

昨年、お墓参りに行けたのが個人的には嬉しかったです。

毎年の恒例行事にしたいです。







2つ目は立石の超こだわりの店『トロピカルガーデン』さん。

水草、ベタ、アピストの超名店。



写真家山崎浩二氏の写真を見て、ワイルドベタやアピスト、クリプトコリネの素晴らしさに感動して飼育栽培を始めたマニアも多いと思いますが、そのモデルとなった魚や水草の多くがトロピカルガーデンオーナーの木滑氏管理の生体だった事はあまりにも有名です。



私も多くの事を教わりました。こだわりが強く、それ故に店を閉めてしまわれましたが、いつの日か復活を期待して、木滑氏所有だった水草をいくつかキープしております。







この2つのショップが無ければ今の仕事はしていなかったかもしれません。

是非皆様もスペシャルなお店を見つけて下さい。

通販やイベントとは違う凄さがやはりあると思います。






こっそり伺いたいなぁと思っているショップさんもいくつかあって、年内にはご挨拶に伺えたらなぁと思っていますよ。

関西圏のお店さんはコロナが落ち着くまで伺えないと思いますが、まずは関東辺りからお邪魔しようと思います。

その時は許可が頂けたらショップさんの紹介なんかもできたら素敵ですね。






水草レイアウトなんていう素敵な水槽を作るタイプでもない私。



しかし水草は好きなので色々とキープしている。







で、問題なのがコケ。








糸状の苔ならペンシルフィッシュでオシャレに対策もできるでしょう。

茶ゴケならオトシンが頑張ってくれます。


コケの中でも特に厄介なのが黒ヒゲ苔ではないですかね⁇


ある時気付く。ん⁇水草の縁に何か黒いフサフサの...

他の苔はまぁ、何とかなるとして、黒ヒゲ出たら...orz

ってなると思います。






そこで色々と調べたり聞いたり、ショップさんでスタッフさんに聞いてよく出てくる対策が、サイアミーズフライングフォックスとアルジーライムシュリンプ(ノコギリヌマエビ)だと思うのです。









最近だとシルバーフライングフォックスとかいうのが1番食べるとか言われてたりしますね。

あとは薬剤系とお酢もよく言われますね。







そもそも苔の出る水槽は論外です。リセットして下さい。とか言ってろくすっぽ話聞いてくれない店員さんとはさよならしましょう。

ぐうの音も出ない正論ですが、コッチはそれが面倒臭いから手っ取り早い方法を聞いているのです。 笑



でもきっと大丈夫です。私のように黒ヒゲ苔に悩まされ続けて解決策を見出したパイオニアが全国にいるはずです。


先ずは生物兵器。

フライングフォックスとアルジーライムシュリンプ。

確かに食べます。

と言うか、何だったらヤマトヌマエビも完全に餌切れば食べてくれます。


ただ、遅い。

食べるより生える方が早い‼︎


アイツらでどうにかなる‼️

そんな少しの黒ヒゲ苔で悩んでる訳じゃねぇ‼️


って猛者の皆様に朗報です。





『レッドラムズホーーーーーン(ドラえもん風に♪)





そう。実はラムズホーンが最強なのです‼️

本当です‼️

クリプト のフスカで森を作ろうと思ってたら、黒ヒゲにあっという間に占領され、能力者でもないのに瀕死の状態から立ち直った私が言うのだから間違い無いのです。

バックスクリーン⁇フワフワバックスクリーン⁉︎って感じの水槽から立ち直ったのですから本当です。


入れる数は水槽のサイズと黒ヒゲ苔の量により変動しますが、ドバドバ入れても意外と葉の食害が少ないです。

ヤマトの方がよっぽど葉っぱ齧ります。


私はグッピーのブリーダーさんに100匹ほど頂いたラムズをそのまま全投入。

30センチキューブで1週間もあればほぼ無くなりました。


問題は「数が必要」な点と「100匹も買うと高い」点です。

あとはフグとかトーマシーとかベタとかプレコあたりがモグモグ食べちゃう点でしょうか⁇


その辺の生き物がいる場合は暫く隔離しないとなりませんが、本当によく食べるので是非一度試してみて下さい。


他のコケ対策生物兵器と違って、飼っている魚に餌をあげてもコケ食べてくれます。

動き遅くて魚に対抗できません、貝なので。笑


本当に驚くほどよく食べますよ‼︎