母の葬儀の話です。
亡くなったのは2月9日、火葬場の関係や友引だったりで、
通夜が14日、告別式が15日になりました。

イメージ 1
▲通夜の様子

通夜も葬式も、親族のみで行いました。
本当は、通夜も葬式も一緒にやれる「直葬」にしたかったのですが、
そういうのはやってない、と言われました。

また、仕事関係やいろいろ交友の広かった父のときと違って
友達付き合いがほとんどなかった母なので、
こじんまりにしたつもりですが、葬儀会社はお金を使わせようと
あの手この手で攻めてきます。
何しろ、4年前の父のときに相当使ったので、
またお金を使ってくれるだろう、と踏んだのかと思います。

父のときは葬儀が初めてだったので、葬儀屋の言うなりになってしまったことと、
参列者がかなり多かったので、ものすごい費用がかかってしまったのを反省、
今回はなるべく抑えようと、京都に住む妹を葬儀屋との交渉役に加えました。
(京都は葬儀に関してはずいぶんシンプルになっているらしいので)
それでも、なんだかんだでけっこうな額になってしまいました。

イメージ 2

▲たとえば、この棺。白木で5万円+白布が3500円(?)ですが、
「女性の方なら、こちらが一般的です」と、
15万円の白塗りの棺にさせようとススメてきました。
納棺して次の日には火葬しちゃうのに15万円! 

祭壇の花も、30万円でしたが、
「それでは棺に入れるときにさみしいですよ」
60万円コースをススメてきたり。
でも、ごらんのように、30万円でも十分。
っていうか、30万円もするのか!って感じ。

イメージ 3
▲これは納棺式の様子。

もうひとつ、日程の関係で、亡くなってから葬儀まで5日間あったので、
その間、「ご遺体マッサージ」をススメてきました。
納棺のときまでご遺体をきれいな状態に保つためらしいです。
※「ご遺体マッサージ」は30万円、だったかな。

父のときはお願いしたけれど、どうせ火葬してしまうし、
来るのは親族だけだから今回はやめようと言っていたのに、
「いえ、それはやっていただかないと…、
その代わり、音響(15万円:葬儀の間、会場に音楽を流すサービス)は
頼まなくていいですから」 ※音響が15万円!!
と押し切られて、結局やることに…。

葬儀までの間、1日1度葬儀屋がやってきて、
ご遺体マッサージとドライアイス交換をしていきました。

戒名も50万円かかったし、なんだかなあと思います。
葬儀屋と坊さんが儲かっているだけのような気も。
こんなふうに考えるのは、私がケチだから?
みなさんは、これが普通だと思いますか??

 父のときは、近くに墓地を買って墓石を作って、盛岡のお寺からお墓を移す手続きをしてetc,と、葬儀以外にも大変お金がかかりました。父がそれなりに残してくれたからなんとかなりますが、そうでなかったらとても払えません。
葬儀費用は相当に大きな負担です。

私は、通夜も葬式も不要だし、お墓もいりません。
どこかに散骨してくれればいいです。
誰かがときどきでも、私のことを思い出してくれればそれでいいと思っています。

そこにかけるお金を生きている人に使ったほうが有意義だと思うのです。

もっとシンプルに、お金を掛けずに葬儀って、できないものでしょうか。
結婚式と違って、葬儀は突然やってくるし、慣れていないと葬儀屋の言うなりに
なってしまうので、事前にいろいろ情報を仕入れていたほうがいいですね。